21世紀は男女共同参画社会 ささえあう男(ひと)と女(ひと) ともにつくろう東近江市 7月から9月に開催の「生活を楽しむ男の講座・料理編」 仕事以外にも料理など家庭生活を楽しむ男性が増えてきました 男女共同参画社会。 あなたはどんなイメージをお持ちですか。 家族全員が安らげる家庭、男性も女性も十分能力が発揮できる職場、みんなが協力し合い築く地域。 今回は、男女共同参画社会について一緒に考えてみましょう。 男女共同参画社会ってなに? ■男だから、女だからといった固定観念にとらわれず、個性や能力を発揮し、自分らしく生きることのできる社会 ■男性も女性も意思決定を含む対等な社会参加が保障される社会 ■男女が対等に家庭や地域を担い、活動の成果を共有し、責任も対等に担う社会 このような社会が男女共同参画社会です。 日本の人口は2006年をピークに減少します。 一人の女性が一生の間に産む子どもの数の目安として用いられる合計特殊出生率は、1.29まで低下しました。 今後、急速に進む少子高齢社会では、男女ともに社会の支え手になることが期待されています。 家庭・地域・職場など男女があらゆる場で共に協力し、共に責任を担い、よりよい社会を築くことが、現在求められています。 男女共同参画社会をつくるためにはなにが必要? 「男だから、女だから」という決めつけは、男女それぞれの可能性を閉じ込めてしまいます。 性別による固定的な役割意識の多くは時代によって変化するものです。 もちろん男女を意識した、ひな祭りやこいのぼりなど伝統文化は尊重されるべきであり、あらゆる男女差にまつわる意識を否定するわけではありません。 男女共同参画社会づくりには、性別を理由とした不合理な取り扱いや男女それぞれの可能性を閉じ込めることにつながるジェンダーとは何かを見極めることが重要です。 ジェンダーとは 生物的な性の違い(セックス)に対して、出生後に周囲と関わりながら育つ中で、こうあるべきだと身についた性差観念がジェンダーです。 社会的・文化的性差ともいいます。 日常生活の中で期待される「男だから、女だから」、「男は仕事、女は家庭」などの性別による固定的な役割意識もこのジェンダーの一部です。 インタビュー  世界の男女共同参画 市内に在住する外国人に男女共同参画について質問しました。 問1 日本と東近江市の印象は。 問2 日本では「男は仕事、女は家庭」という考え方があります。あなたの国ではどうですか。 問3 あなたの国では、職場や学校で男性と女性の働き方や待遇に違いはありますか。 ようれいか さん (中国・常徳市研修生)  出身国:中国  年齢:27歳 在住:2か月(10月9日帰国) 答1 東近江市は、まちがきれい。 建物もきれいです。 また、NPOやボランティアなど市民活動が活発なのが印象的です。 答2 中国では男性も女性も仕事をしています。 家事は時間のある人がします。 小さい子どものいる夫婦は保育園に子どもを預けて働いています。 答3 職場では男女の処遇は同じですが、管理職は男の人が多数を占めています。 中国では昔から重要な仕事は男性に任されていました。 しかし、最近では重要な部署で活躍する女性も多くなってきています。 私が日本語教師として勤務する中国の大学には女性幹部もいます。 ジェイソン・マイケル・スティールさん (聖徳中学校外国語指導助手) 出身国:アメリカ 年齢:24歳、在住:1年 答1 東近江市の人はとても親しみやすい。 また、東近江市はほどよい大きさのまちで、環境がよく、安全です。 答2 「女性が家庭」という意識は少なく、フルタイムで働く女性は日本より多いですね。 子育て中の人のために、社内に託児所を置く会社があります。 社内に託児所がない場合には、会社が契約している託児所に預けることができる会社もあります。 家庭では夫婦で子育てをしますよ。 答3 男女の性別で賃金や昇進の差がつくことはありません。 個人の仕事の能力で評価されます。 アマド・ルィーズ・フェルナンドさん 出身国:ブラジル 年齢:50歳 在住:5年 答1 お寺や神社など日本の情緒が感じられる場所が大好きです。 日本ではたくさんのお寺と神社を見ました。 太郎坊宮はとても気に入っています。 答2 昔は日本のような考え方もありました。 現在のブラジルでは、男性も女性も仕事をするのが普通です。 子育ても家事も妻と同じようにします。 我が家では家の掃除は私の仕事です。 答3 ブラジルでは、結婚すると妻が退職するという習慣はありません。 出産後3か月の育児休暇制度があります。 育児休業後は祖父母や家政婦さんにみてもらいます。 仕事を一時的に辞めることもあります。 それは個人の選択ですね。 給料は仕事によって異なりますが、男女同じです。 残業も男女同様にします。 【今まで当たり前と思っていたことでも様々な考えやスタイルがあるんだね】 男女共同参画 キャッチフレーズ入賞作品 男女共同参画をテーマとしたキャッチフレーズを募集したところ、18人から45点の応募がありました。 たくさんのご応募ありがとうございました。 入賞作品は次のとおりです。 ◇最優秀賞 安井美江子さん(布施町) ささえあう男(ひと)と女(ひと) ともにつくろう東近江市 ◇優秀賞 久保ふみひろさん(池庄町)  男(ひと)と女(ひと) 気づけばやろうよ 共同参画 ◇いきいき賞 松島たけおさん(甲津畑町) 男女の輝き 未来を照らす   ◇いきいき賞 北川つねおさん(能登川町) 参画は 男女の協働 一、二、三 男女共同参画社会  ともにいきいき社会の実現に向けて取り組んでいます 男女共同参画リポーター 飯尾冨子さん(市原野町) 男女共同参画社会づくりについて8人で学習をしています。 その活動の成果として、12月3日の「男女共生フォーラム・男女共同参画ひろば」で「男と女の協働」について発表します。 「男」と「女」、「大人」や「子ども」みんながオッケーなまちをめざして、課題を見つけ、身近なところから実践できると良いなと思っています。 男女共同参画推進協議会 雲川弘子さん(八日市東本町) 市内のサークルや団体で構成して、男女共生フォーラムを開催します。 みなさんの団体もぜひご参加ください。 「人と人とのつながり」「人とまちとのつながり」「人と自然とのつながり」を大事にする、そんなまちに住み続けたい、私たちはそう思っています。 まる・さんかく・しかく編集委員会 久保宏子さん(上羽田町)  身近な暮らしの中から気づいたことを発信し、ともに考えることができれば、そんな紙面づくりをめざして広報誌「まる・さんかく・しかく」を年2回発行しています。 「人は一人ひとり違う。まる・さんかく・しかく…いろいろあっていい。それぞれの形のありのままを大切に」そんな思いをこめて活動しています。 私たちと一緒に活動していただける人を募集していますので、みなさんの参加をお待ちしています。 「東近江市男女共生フォーラム」 「東近江地域男女共同参画ひろば」開催 テーマ「創ろう・ささえあうまちづくり」 ■日時 12月3日(土) 午後1時10分〜午後4時15分 ■会場 アピアホール (アピア4階) ■内容 第1部 記念講演 「人生を楽しくする方程式」 講師 ピーター・フランクル さん(数学者・大道芸人で国際数学オリンピック金メダル受賞者) 第2部 気づきのトーク (パネラーによる家庭や地域、職場など日常の生活で感じている男女共同参画への思いの発表) ※参加無料。託児(11月25日までに要予約)・手話通訳あり。 生活を楽しむ男の講座(調理実習と食文化を学ぶ) 受講者募集 “家庭料理”“自然食”・・・食文化を豊かにすることで日々の生活をもっと楽しんでみませんか。 日時 内容 会場 11/19(土)14:00〜16:00 お茶と和菓子をプロに学ぶ 建部公民館(建部日吉町) 12/17(土)10:00〜13:30 手作りそば体験とすぐに役立つ包丁の使い方 建部公民館(建部日吉町) H18.1/21(土)9:30〜14:00 イタリア人に学ぶ家庭料理と文化 建部公民館(建部日吉町)   ■3回連続受講が原則 ■定員16人(先着順) ■参加費2,500円(3回分の実習材料費) ■申込方法 電話またはFAXで申し込む ■申込期限 11月15日(火) ■申し込み・問い合わせ 市男女共同参画課 0748−24−5624 FAX0748−24−1457