うるおいとにぎわいを求めて・・・ 東近江市の魅力を探る(その2) −蒲生・能登川地区、四季のにぎわい− 合併により新しく市域となった蒲生・能登川両地区。 先月号に続き、両地区の魅力を探ります。 今回は、みなさんにお楽しみいただける催しをご紹介します。 蒲生地区 はやしの音が響く祭、まんとうの灯り 伝統と文化を守り伝える ケンケト祭(4・5月) ケンケト祭とは、はやしの音が「ケンケト」と聞こえることからその名が付いたといわれており、2つの地域で行われています。 蒲生岡本・上麻生・下麻生町合同で行われる祭は、行列の中に飾られる帯の華やかさから「おびかけまつり」とも呼ばれ、色紙で作られたかぶりものを頭上につけた子どもやなぎなたを持って踊る青年の姿が目を引きます。 もう一つは宮川町・竜王町やまのうえ合同で行われ「なぎなたおどり」とも呼ばれます。 着物姿の少年が桜の造花を持って踊ったり、青年がなぎなたを持って踊ったりして神社に奉納します。 問 蒲生支所産業建設課 石塔フェスティバル(8月) 石塔寺(石塔町)境内にある三重石塔は、様々な説がありますが、くだら(現在の韓国)から渡来した人々により建立されたと伝えられています。 このことが縁で韓国の場岩面(チャンアムミョン)との交流が始まり、交流事業の一環として開催される催しです。 ほら貝の音を合図に始まるパレードは、「チマ・チョゴリ」と呼ばれる色鮮やかな韓国衣装を身につけた人たちが参加し、会場を盛り上げます。 フェスティバルのメインは万燈祭で、ごまたきの炎とロウソクの灯火により、幽玄の世界が味わえます。 問 蒲生支所産業建設課 いきいきあかねフェア(11月) 蒲生地区恒例の秋の催しです。 商業・農業団体による特産品や野菜の販売、食べ物が並ぶ屋台村など、会場は多くの人でにぎわいます。 催しを一段と盛り上げるのが、直径2メートルの「大鍋」を使った料理やゲームです。 1,000人分のキムチ鍋を振る舞ったり、大鍋に浮かべたゆで卵をすくい上げてゲームを楽しんだりと、登場する場面は年によって違いますが、大鍋の周りはいつも多くの人でにぎわいます。 ほかにも、ステージショーやフリーマーケット、健康のコーナーなどがあり、大人から子どもまで楽しめます。 問 蒲生支所産業建設課 能登川地区 湖面を進むカヌー、迫力ある祭り 自然の中に響くにぎわいの声 いばのさかくだし祭(5月) きぬがさ山山頂にあるさんぽうさん神社(伊庭町)から、ふもとにある大鳥居までの急勾配でみこしを引きずり下ろす珍しい祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。 標高差170メートル、全長500メートルの坂道を、若衆が3基の神輿を下ろす迫力ある姿は圧巻です。 硬い岩が露出し、険しい道を神輿が下りる様子を一目見ようと、毎年多くの見物客が訪れます。 問 能登川支所産業建設課 ドラゴンカヌー大会(7月) 伊庭内湖(伊庭町)を会場に開催される夏の風物詩ともいえる催しです。 県内外から大勢が参加し、船長・こぎ手・かじとりの10人が龍の形をした「ドラゴン艇」に乗り、往復300メートルの距離で速さを競います。 太鼓、こぎ手のかけ声、湖岸からの声援で会場は大いに盛り上がります。 大きな水車をバックに、水しぶきを上げて湖面を進むドラゴンカヌーは迫力満点です。 問 能登川支所教育分室 能登川ふれあいフェア(10月) 住民の交流の場として開催される能登川地区恒例の秋の催しです。 会場となる愛知川左岸河川敷のふれあい運動公園には、商業・農業・福祉団体や企業などによる模擬店や地元特産物の販売、フリーマーケットなどたくさんの出店があります。 また、水車太鼓の演出や子どもたちに人気のキャラクターショーなどもあり、多くの家族連れでにぎわいます。 問 能登川支所地域振興課 市内のにぎわい 八日市大凧まつり(5月) アートギャラリー・ヘムスロイド(5月) 近江商人時代絵巻(9月) あいとう4時間耐久三輪車レース(10月) 輝望の灯(11月) にんげん雛まつり(2月) 寂室禅師奉賛茶会(5月) 花フェスタ(5月) 聖徳まつり(7月) コトナリエサマーフェスタ(8月) 蒲生支所 0748−55−1161 市子川原町676番地 ・地域振興課0748−55−4881 ・総務管理課0748−55−4880 ・市民生活課0748−55−4884 ・福祉課0748−55−4883 ・産業建設課0748−55−4882 ・蒲生教育分室0748−55−4885 能登川支所 0748−42−1331 躰光寺町262番地 ・地域振興課0748−42−9910 ・総務管理課0748−42−9911 ・市民生活課0748−42−9912 ・福祉課0748−42−8700 ・産業建設課0748−42−9913 ・能登川駅西土地区画整理事務所0748−42−9918 ・能登川教育分室0748−42−9916 主な業務 ・地域振興課(本庁・支所間の連絡調整、まちづくり協議会運営支援、自治会、地域消防防災、地区イベント) ・総務管理課(支所庁舎管理、選挙、交通安全対策、交通災害共済) ・市民生活課(戸籍・住民票・印鑑登録の受付および証明書交付、国民健康保険・介護保険・年金の申請受付、飼い犬登録、諸税・料収納、納税証明) ・福祉課(高齢者・障害者・児童・母子父子などの申請受付および相談、保育所入所) ・産業建設課(農林振興、道路・上下水道維持管理、水防、雪寒対策、地区商工団体との連絡調整) ・教育分室(地域スポーツ、生涯学習、人権学習事業、地区団体の支援・育成) 「数字」で見る東近江市 蒲生・能登川両町との合併で大きくなった東近江市。 名実ともに東近江・湖東地域の中心都市となりました。 大きくなった東近江市の概要を数字で紹介します。 ※各項目は数値の大きい市町から順に並べています。 ※本市の項目は、旧蒲生・能登川両町を含みます。 滋賀県の中の東近江市 滋賀県 13市17町 平成18年2月1日現在 人口=1,382,739人(平成17年12月1日現在「滋賀県推計人口」) 面積=4,017.36平方キロ 総人口 市名 総人口(人) 大津市 304,338 東近江市118,364 草津市 115,631 彦根市 110,315 甲賀市 95,681 ※平成17年12月1日現在。住民基本台帳登録者数と外国人登録者数の合計。 年齢階層別人口比 区分 滋賀県 東近江市 0〜14歳 15.5% 15.9% 15〜64歳 66.5% 65.1% 65歳以上 18.0% 19.0% 年齢不詳 0.0% 0.0% ※平成17年10月1日現在「滋賀県推計人口」 面積 市名 面積(平方キロ)〈県に占める割合:%〉 高島市 511.36〈12.7〉 甲賀市 481.69〈12.0〉 東近江市383.33〈9.5〉 大津市 302.33〈7.5〉 米原市 223.10〈5.6〉 東近江市の土地利用種類別面積の構成比 区分 構成比(%) 山林 37.0 田 22.3 宅地 5.8 雑種地 2.0 畑 1.6 原野 0.3 池沼 0.2 その他 30.8 ※「平成15年度滋賀県統計書」 世帯数 市名 世帯数 大津市 117,374 草津市 44,953 彦根市 40,672 東近江市38,921 甲賀市 30,691 ※平成17年12月1日現在。住民基本台帳登録者世帯数と外国人登録者世帯数の合計。 面積は琵琶湖の約半分 琵琶湖の面積は670.25平方キロ。 本市は383.33平方キロで、琵琶湖の約半分(57%)の広さとなります。 市町村では兵庫県の篠山市(377.61平方キロ)とほぼ同じ面積です。 また、関西国際空港の約75倍の広さになります。 茨川町が滋賀県の東端 県内で最も東にあるのが永源寺地区の茨川町で、東経136度27分18秒に位置します。 ちなみに、西端は高島市、北端は余呉町、南端は甲賀市になります。 また、東近江市の各方角の端は、南が永源寺地区の甲津畑町。 西は大中町、北は栗見出在家町でいずれも能登川地区となります。 東西の距離は約32.5キロ、南北の距離は約22.5キロです。 市内で最も高い山は「おいけがたけ」 永源寺地区の御池岳は標高1,247メートルと市内で最も高い山で、東京タワーの約3.7倍になります。 県内でも米原市の伊吹山、浅井町のかなくそだけに次いで3番目の高さとなります。 同じく永源寺地区のございしょやまは県内6番目に高く、標高1,212メートルです。 市内で標高が最も低いのは、大中町地先の81メートルで最高地点との標高差は1,166メートルです。 東近江市の中の各地区 地区名 人口(人) 面積(平方キロ) 世帯数   自治会数 八日市地区 46,406 52.60 17,200 171 永源寺地区 6,337 181.27 1,874 35 五個荘地区 12,187 16.28 3,984 27 愛東地区 5,577 40.89 1,483 23 湖東地区 9,135 26.53 2,541 34 能登川地区 23,441 31.12 7,401 50 蒲生地区 15,281 34.64 4,438 42 ※人口および世帯数は平成17年12月1日現在(住民基本台帳登録者(世帯)数と外国人登録者(世帯)数の合計。) ※面積は「平成15年度滋賀県統計書」 東近江市に占める割合 地区名 人口(市に占める割合:%) 面積(市に占める割合:%) 八日市 39.2 13.7 永源寺 5.4     47.3 五個荘 10.3 4.3 愛東 4.7   10.7 湖東 7.7     6.9 能登川 19.8 8.1 蒲生 12.9 9.0 1日当たりの出生数 本市の年間の出生数は1,147人(平成15年中)で大津市、草津市に次いで県内3番目に多く、県全体に占める割合は8.4%です。 1日当たりで計算すると、約3.1人となります。 市内の小中学校 市内には小学校が23校、中学校が9校あります。 小学校の児童数は7,346人で県全体に占める割合は8.7%、中学校の生徒数は3,549人で同割合は8.8%です(平成17年5月1日現在)。 児童数および生徒数は、いずれも大津市に次いで県内2番目の人数となります。 ※数値は公立学校のみ 市民1人当たりの図書貸出数 市立図書館の年間貸出冊数は、約112万冊(平成16年度中)。 これは、草津市に次ぎ県内で2番目に多く、市民1人当たりにすると年間約9.4冊となります。 市民1人当たりのごみの量 ごみの排出量を市民1人当たりで計算すると、年間約300キロのごみを出しています。 1日当たりにすると約830グラム。 これは、県内の13市の中で野洲市と米原市に次いで少ない量となります。 市内を流れる河川 市内には一級河川と準用河川が合わせて53本流れています。 最も長いのは日野川。 その距離は約46キロ(市外の距離を含む全長)になります。 市内を流れる河川の長さ 全長(キロ) 日野川 46.7 愛知川 41.1 蛇砂川 27.0 各地区の河川数(一級河川および準用河川の合計。同河川が地区をまたぐ場合は、本数を重複しています) 地区名 本数 八日市 8 永源寺 9 五個荘 10 愛東 8 湖東 12 能登川 7 蒲生 11