情報アラカルト 最少の費用で、最大の効果を 「集中改革プラン」と「バランスシートと行政コスト計算書」ができました  市では、事務事業の見直しや定員管理の適正化などにより、経費削減を図るため「集中改革プラン」を、また、財政状況の全体像を把握し健全な財政運営を行うため「バランスシートと行政コスト計算書」をつくりました。これにより、最少の費用で最大の効果が得られるよう取り組みを進めます。なお、詳しい内容は、市ホームページまたは市民サロン(市役所1階)、各支所の情報コーナー、各市立図書館でご覧いただけます。 集中改革プラン  本市の平成21年度までの行政改革の取り組みをまとめたものです。プランに基づき、経費削減や歳入確保による財政収支の改善を図ります。  平成18年度から平成21年度までの4年間で、一般財源は合計約61億円の不足が見込まれます。これを解消するため、事務事業の再編および合併による効果や職員の定員見直しなどにより、経費削減と財源確保に取り組みます。  具体的には、次の5つの取り組みで財源不足の解消を図ります。 1.事務事業の整理・再編  行政評価導入(事業の改善を図るため、成果や実績による評価を行うこと)、情報技術の活用、外部委託の推進、施設管理の見直しなど 2.定員管理の適正化  平成17年4月1日から平成22年4月1日までの5年間で職員数80人(5・8%)の純減 3.給与の適正化  地域水準に応じた給与制度導入など給与構造の見直し 4.地方公営企業、第三セクター(地方公共団体と民間企業が出資した法人)などの見直し  経営や事業内容、団体のあり方の見直しなどによる健全運営 5.歳入増加策  税収納率の向上、市有財産の有効活用、企業誘致による税収増加策など 問 都市経営改革室 電話0748−24−5617 バランスシートと行政コスト計算書 ■バランスシート  市が保有する財産と、その財産をどのような財源で調達したのかを表しています。決算では、その年度にお金がいくら入り、いくら使ったのかという単年度のお金の出し入れしか分かりませんが、バランスシートにより、学校や道路、公園などの「財産」と、それを取得するために必要としたお金や負債などの「財源」を対比できます。バランスシートの左側「資産の部」は財産を表し、資産総額は1639億円です。内訳は、施設や道路などの「有形固定資産」が1426億円、福祉や教育など特定の目的のために積み立てられた基金や出資金などの「投資など」が140億円、預金や現金など「流動資産」が73億円となります。一方、右側「負債の部・正味資産の部」は財源を表します。負債は538億円で、市の借入金である市債の残高や翌年度に支払う市債の返済額を表します。財源の33%を占め、その約9割の468億円が市債の借金残高となります。正味資産は、財源の67%を占め、土地購入や道路、建物の建設などに充てられた国や県の補助金、市税など1101億円となります。 ■行政コスト計算書  左側「行政コスト」は、行政サービスの提供に必要な1年間のコスト(費用)を表し、額にして391億円になります。  主な内訳は、福祉・医療・保育などの民生費が98億円、学校・図書館など教育費が67億円となり、近年は、児童手当や老人保健・介護保険に要するコストが増加しています。一方、右側「収入項目」はコストに充てる財源を表し、334億円となります。  収入項目から行政コストを差し引くと42億円のマイナスとなり、これにより、コストに充てる収入が不足するため、積立金にあたる基金を取り崩していることが分かります。 問 財政課 電話0748−24−5602 ●バランスシート(単位:億円) 資産の部 1.有形固定資産 1,426  総務費 141  民生費 64  衛生費 16  労働費 5  農林水産業費 149  商工費 15  土木費 528  消防費 9  教育費 490  その他 9   (うち土地) (315) 2.投資など 140  投資および出資金 11  貸付金 22  基金 96  退職手当組合積立金 11 3.流動資産 73  財政調整基金 33  減債基金 16  歳計現金 12  市税等未収金 12 資産合計  1,639 負債の部 1.固定負債     504   市債       434   退職給与引当金  70 2.流動負債     34   翌年度償還予定額 34 負債合計       538 正味資産の部    1.国庫支出金    159    2.県支出金     126 3.一般財源など   816    正味資産合計   1,101 負債・正味資産合計 1,639  ●行政コスト計算書(単位:億円) 行政コスト 議会費       6 総務費       61 民生費       98 衛生費       37 労働費       1 農林水産業費    42 商工費       5 土木費       46 消防費       16 教育費       67 公債費       10 その他費用   6 行政コスト合計A 391 収入項目 使用料・手数料など 28 国庫(県)支出金 44 一般財源 262 収入項目合計B 334 正味資産国庫(県) 支出金償却額C 15 期首一般財源など 857 差引(B−A+C)△42 期末一般財源など 815 ※各表は、平成16年4月1日から旧1市6町が一つの市として存在したものとして平成17年3月31日を基準日にして作成しています。 男女がともにいきいきと暮らせる社会をめざして 「男は仕事・女は家庭」。あなたはどう考えますか。仕事や家事など男女それぞれがもつ意識について、昨年市民アンケートを行いました。結果から分かるように、女性の役割として仕事より家事・育児を優先する傾向があり、そのことが仕事や地域で女性が活躍するうえで負担になることもあるようです。一方で、男性は仕事中心の生活で、家庭生活に関わる余裕や意識をもつ人が少ないようです。「男だから、女だから」という決めつけは男女それぞれの可能性を閉じ込めてしまいがちです。仕事も家庭生活もバランスのとれた生活を送り、お互い個性と能力を十分に発揮したいものです。 「日本女性会議2006しものせき」に参加しませんか 期日 10月6日(金)・7日(土) 会場 山口県下関市  市では日本女性会議に参加される市民のみなさんに参加費用の一部を助成します。詳しくは、お問い合わせください。 助成人数 8人(多数の場合は選考) 申込期限 6月23日(金) 問 男女共同参画課 電話0748−24−5624