●まちのスケッチ ★8月15日 たいまつが燃え盛り、火の粉を散らす  「市原野町で勇壮な火祭り「まんどう」  夏の夜にたいまつの炎が赤々と燃え盛る勇壮な火祭り「まんどう」が市原野町でありました。  これは、数え年7歳から15歳までの少年が主役となる伝統行事。菜種殻や麦わらで作られた約20本のたいまつが堂屋敷と呼ばれる会場に運び込まれると、辺りは一気に炎と煙の幻想的な世界に包まれました。その中でも観客を驚かせたのが、数年ぶりに登場した15歳の「上(あ)がりたいまつ」で直径約1・5m、長さ約2mもの大きさ。熱気の中、大人たちの支えるたいまつが大きなうちわであおがれると、火の粉が飛び散り、観客は迫力ある光景に見入っていました。 写真:少年の名前や「祝」の文字が書かれた大きなうちわであおがれ、火の粉を散らす「上がりたいまつ」 ★9月1日 昔ながらのお風呂でホッコリ  「おけ風呂にまつわる講演会と入浴体験」  明治から昭和30年代まで県内で広く使われていた「おけ風呂」にまつわる講演会と入浴体験が能登川博物館でありました。  これは、琵琶湖博物館学芸員でおけ風呂の研究をしている老文子さんの協力を得て開いたものです。使用されたおけ風呂は同館所蔵のもので、少ない水と燃料で沸かせる省エネ機能を備えています。  入浴を体験した小学校5年の竹中誠人(たけなかせいと)さん(佐野町)は、「家のお風呂と違って狭かった」と笑顔で話していました。この日は、おけ風呂に竹製のタガをはめる「タガしめ」のほか、「風呂焚き」の実演も行われました。 写真:初めて見る「おけ風呂」に水着姿で入る子どもたち ★9月9日 いつ起こるかわからない災害に備えて  「市総合防災訓練」  災害発生を想定した防災訓練が五個荘地域を会場に行われました。訓練には、市民をはじめ警察・消防署・消防団・防災関係機関や市職員など約千人が参加しました。  主会場の五個荘小学校では、市民による消火器やバケツリレーでの初期消火や給水タンク車による給水活動の訓練などが行われました。  五個荘奥町では、愛知川での災害を想定し、土のう積み訓練や県防災航空隊の防災ヘリコプターによる救助救出訓練が行われ、参加者はいつ起こるかわからない災害に備えて真剣な表情で取り組んでいました。 写真:けが人を運ぶための担架を、竹と毛布を使って代用する方法を学ぶ応急救護訓練 広報ひがしおうみ 10月号  平成19年10月1日発行(通巻33号)  編集・発行:東近江市企画部広報課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 電話0748-24-1234 電話0749-46-2100 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp 経費節減と印刷工程短縮化などのため、閉じ穴は開けておりませんのでご了承ください。 広報ひがしおうみは、古紙配合率100%再生紙に、環境に配慮した大豆油インキで印刷しています。