●市の八景・八選  八選(2)  市内の美しい景色や景観と、風俗・伝統行事・郷土芸能などの中から心のよりどころとなるものや、これからも市の誇りとして残していきたいものを市民のみなさんから募集し、その中から選定されたものです。 ★蒲生の古墳群  木村古墳群は、5世紀ごろに5基以上の古墳がまとまって築かれたもので、県内でも最大級の古墳群です。県の指定史跡であるこの古墳群は、この地方を治めた豪族の墓と考えられています。現在は、川合町に残されている天乞山(あまごいやま)古墳と久保田山古墳が、悠久の丘あかね古墳公園として整備され、当時の歴史を伝えています。 ★江州音頭(ごうしゅうおんど)  約150年前、八日市の西沢寅吉(にしざわとらきち)(初代:桜川大龍(さくらがわたいりゅう))が念仏踊りや歌念仏をとり入れて創案しました。その後、八日市を中心に近江だけでなく美濃や伊勢にも評判が伝わり、各地で踊られるようになりました。  西沢寅吉を輩出した八日市は江州音頭発祥の地であり、現在は夏の風物詩として全国で親しまれています。 ★木地師(きじし)のふるさと  300年以上の歴史があり「近江八日市の大凧揚げ習俗」として、国の選択無形民俗文化財になっています。特徴は凧の巨大さや、風の抵抗を考えた「切り抜き工法」、凧の運搬・収納ができる「長巻き工法」、図柄に意味をもたせる「判じもん」です。5月に100畳敷き、成人式に20畳敷きの大凧が揚げられるなど、受け継がれてきた作り方や揚げ方が守り続けられています。 ★伊庭(いば)の坂下し祭り(さかくだしまつり)  伊庭(いば)町にある繖山(きぬがさやま)山腹の繖峰三神社(さんぽうさんじんじゃ)からふもとまでの急斜面で、3基の神輿を豪快に引きずり下ろす奇祭です。  歴史あるこの祭りは県の選択無形民俗文化財で、毎年5月に開催されます。全長約500メートルの斜面は岩が露出する険しい道や絶壁で、重さ約400キロもある神輿を若衆が果敢に下ろす迫力は、見物に訪れた人を圧倒します。  市の『八景・八選』を写真とともに隔月で4回に分けて紹介してきました。今回が最終回となりますが、市ホームページに掲載していますので、今後はそちらをご覧ください。 広報ひがしおうみ 11月号  平成19年11月1日発行(通巻34号)  編集・発行:東近江市企画部広報課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 代 表 電話0748-24-1234・0749-46-2100・IP電話050-5801-1234 広報課 電話0748-24-5611・IP電話050-5801-5611 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp 経費節減と印刷工程短縮化などのため、閉じ穴は開けておりませんのでご了承ください。 広報ひがしおうみは、古紙配合率100%再生紙に、環境に配慮した大豆油インキで印刷しています。