2007 | 第3回(平成19年度)3th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition | |
入賞作品集 A work of selected arts |
写真部門 審査員 : 中田 昭 | |
<総評> |
出品作品の全体的なレベルは高く、風景あり、スナップ又創作的な内容のものもあり、バラエティーに富んだ写真が多く集まった。作者のセンス、努力、撮影技術が三位一体となって一枚の写真に結実する。特に上位作品には、強いメッセージ性があった。デジタル作品には、作為的すぎるものが多くあり、これからの課題となるだろう。 |
市展賞 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
海霧の磯 | 東近江市 | 高田 徳一 | |
特別賞 | 滋賀県芸術文化祭奨励賞 | ||
撮影の時間帯やシチュエーション、特に釣り人のシルエットがポイントとなり、詩的で安定した画面となっている。ロケーションを知り尽くした作者の眼が感じられる。 |
特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
夕景の廃退工場 | 東近江市 | 小林 敏雄 | |
特別賞 | 読売新聞大阪本社賞 | ||
組写真をいかに見せるか?難しい課題をうまくクリア出来たのは、作者の事前のロケハンと被写体選びのうまさだろう。色彩の対比と影が美しい。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
花筏 | 愛知郡愛荘町 | 鈴村 栄子 | |
特別賞 | 滋賀報知通信社賞 | ||
うつろう春の瞬間を、水面の花筏だけで構成した力作。広角レンズを使った力強い画面。シンプルで色彩も美しい。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
遊びごころ | 東近江市 | 川合 幸子 | |
特別賞 | 滋賀市民新聞社賞 | ||
ブロックガラスの光に浮かぶ人物のシルエット。人物の影を見ていると空想の物語に引き込まれてゆく。何枚も撮った中での快心の1点だろう。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
幻影の街 | 東近江市 | 北東 幸男 | |
特別賞 | 報知写真新聞社賞 | ||
舗装の表面に浮ぶ、虹のような光とシルエットの足。左側の止まった靴のディテールが画面全体を引き締めている。タイトルの付け方もうまい。 |
準特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
奉納 | 東近江市 | 林 久雄 | |
特別賞 | − | ||
お祭りでのスナップは多く出品されるが、光の美しさで構成した事が、目を引いた。もう少し人物の動きなどに工夫があえば、さらに良い作品になった。 |
佳作 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
旨寝 | 東近江市 | 小梶 富士雄 | |
特別賞 | - | ||
子どものまどろみの表情をアップにした作品で、レンズのボケ具合も美しい。アングルの選択と光の回りを注意深く観察し、イヤ味のない仕上りになっている。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
祭りの日 | 東近江市 | 高村 利和 | |
特別賞 | - | ||
祭りに参加する男達の表情の一瞬をうまくとらえた。黒紋付の着物で画面をシンプルにまとめ、背景のほうきや手にした傘の色彩などもポイントになっている。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
カモメは舞う | 東近江市 | 小西 みつ子 | |
特別賞 | - | ||
漁船の後を追うカモメの群と、青い海や白い大橋などで力強い構成となっている。望遠レンズの圧縮効果をうまく画面にとり込めている。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
タッチ | 東近江市 | 佐多 信義 | |
特別賞 | - | ||
画面いっぱいに撮り込んだ飛行機の動きと、手が届きそうに上げている人物の組み合わせに迫力がある。斜光線が飛行機に当る時間帯に撮ると、もっと効果が出るだろう。 |
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