2008 | 第4回(平成20年度)4th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition | |
入賞作品集 A work of selected arts |
写真部門 審査員 : 中田 昭 | |
<総評> | 応募作品が並べられた会場に入った瞬間、そのレベルの高さに緊張を感じた。近年、写真はデジタル化という波を浴びながら、さまざまな可能性を手に入れた。しかし、技術は表現の助けにはなるが、作者の個性や感性は、至高のものである。上位入賞の作品からは、強いメッセージや美しさが感じられた。 |
市展賞 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
光跡 | 東近江市 八日市上之町 |
藤江 紀子 | |
特別賞 | 東近江市教育委員会教育長賞 | ||
夢に出てくるようなシーンで、ライトアップされた桜と動きのある光が効果的に構成されていた。作者の頭の中には、撮る前にイメージが出来上がっていたのかもしれない。 |
特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
戯れ | 近江八幡市若葉町 | 伊藤 汪次 | |
特別賞 | 中日新聞社賞 | ||
三人の少年の表情がいい。泥水をハイスピードで止めたテクニックも効果的で、泥の飛沫が画面に動きを与えている。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
帰り道 | 東近江市栄町 | 小梶 富士雄 | |
特別賞 | 毎日新聞社賞 | ||
逆光に浮ぶ人物のシルエットと影、石畳が効果的。特に婦人の手にした赤い袋が画面のアクセントになっている。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
小暑の頃 | 東近江市 建部日吉町 |
田中 利生 | |
特別賞 | 近江新聞社賞 | ||
季節の移ろいを強く感じる作品。散った蓮の花弁に焦点を合わせ、やさしく逆光が照らす水面と葉影をうまく構成している。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
天空を指す | 東近江市中野町 | 浦原 良一 | |
特別賞 | 報知写真新聞社賞 | ||
町角の彫刻を電柱と重ね、広角レンズと偏光フィルターなどで抽象的に表現した技術を評価した。「オヤッ」と驚きを感じる作品になっている。 |
準特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
光のウェーブ | 東近江市芝原町 | 川合 幸子 | |
特別賞 | − | ||
花火を三枚それぞれにタッチを変えて表現したことが評価出来る。華やかな音楽が聞こえてくるようで、見ていて楽しくなってくる。 |
佳作 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
海洋訓練 | 東近江市 八日市上之町 |
松吉 順子 | |
特別賞 | - | ||
マストに登ったオレンジ色の服の人物が、力強く青空に映えている。人物の動きにもう少し注意を払って、ポイントが絞り込めたら、さらに良くなっただろう。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
秋の使者 | 東近江市 八日市松尾町 |
林 茂 | |
特別賞 | - | ||
葉影から顔を出した「カマキリ」とその影。逆光線をうまく捉え、補助光を手前から当てたテクニックも評価出来る。題目のつけ方に再考が必要。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
秋影 | 東近江市 建部日吉町 |
高村 利和 | |
特別賞 | - | ||
カップルの姿を影だけで表現。ながめていると二人の語らいが聞こえてくるようだ。建物の色と上部の葉影も効果的。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
踊り子 | 東近江市北清水町 | 高田 徳一 | |
特別賞 | - | ||
踊りをスローシャッターで美しく表現。時間の流れを感じさせる。どこか1点静止している部分があれば、さらに画面が引き締まった。 |
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