2008 | 第4回(平成20年度)4th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition | |
入賞作品集 A work of selected arts |
彫刻彫塑部門 審査員 : 深田 充夫 | |
<総評> | 全体的にいろいろな材質が使われており、技術的に上手下手関係なくよく考えてじっくり時間をかけ制作されているので、おのおのの内面にあるものが素直に伝わってくる良い作品が多かったが、台座も作品を引き立てる一部と考え制作してほしい。これからも今回の展覧会を機会に多くの老若男女が出品されることを願っている。 |
市展賞 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
ここには川があったはず・・・ | 蒲生郡日野町清田 | 藤澤 憲彦 | |
特別賞 | 東近江市文化団体連合会会長賞 | ||
神話世界から現実世界に飛び出してきて、驚き困惑している様子の河童。タイトルを読んだとき他人事とは思えない寂しさを感じる。神話によって、えぐり出される現実世界。ユニークでありながら世界環境の悪化を鋭く暗示させる作品である。 |
特選 | |||
作品 |
命題 | 住所 | 氏名 |
おばあさん | 東近江市福堂町 | 田井中 重明 | |
特別賞 | 滋賀報知新聞社賞 | ||
多くの人を愛し、愛されてきた「おばあさん」。この木彫作品を見ているだけで、作者が長年の苦労を乗り越えてきた人であるからこそ、人の年輪・優しさ・温かさを見事に表現できているのではないだろうか。木肌の表面処理がそれらをより引き出している。 |
準特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
竹の細工 カエル | 東近江市きぬがさ町 | 馬場 好彦 | |
特別賞 | - | ||
国宝鳥獣戯画絵巻がそのまま立体化されたような見事な竹細工である。眺めていると昆虫やカエルがわいわいとはしゃいでいる声が聞こえてきそうな行列。細工の巧みさが見ている人を物語の中にのめりこませてしまいます。 |
佳作 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
雨上がりの後には | 東近江市中小路町 | 澤村 美幸 | |
特別賞 | - | ||
インスタレーション的な陶器作品。あちこちを向く傘の柄。その表情から雨上がり後の幾多の人々の思いや出来事の時の刻みを感じる。少し離れて全体を眺めると、われに戻ったようにそこにはひとつの傘がある。詩情的な作品である。 |
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