2009 | 第5回(平成21年度)5th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition | |
入賞作品集 A work of selected arts |
書部門 審査員 : 大田 左卿 | |
<総評> | 昨年に比して出品数が減少したのが残念です。入賞しなくても自分の持ち味を生かして自信をもって書けば作品は生きてきます。平素「書」に親しんでいる姿をこの機会に発表してほしいものです。さて、書展とは文字をうまく書く競争ではなく、自信をもって自分の思いを筆と墨に託して、素直に存分に書き貫いた作品を披露し合う場であり、そのために平素の練磨が必要なのです。 |
市展賞 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
娯楽 | 東近江市上大森町 | 井堀 多美子 | |
特別賞 | 東近江市長賞 | ||
篆書を素材としながらも自己の造形と線で堂々と書き上げた自信満々の作で生気がある。 |
特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
山林を愛でながらの琴酒 | 蒲生郡安土町下豊浦 | 森 要 | |
特別賞 | 産経新聞社賞 | ||
大きく構えた隷書で墨量の変化よく、特に潤筆に力強さを感じる。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
漢詩 | 蒲生郡日野町小野 | 井阪 康子 | |
特別賞 | 東近江スマイルネット賞 | ||
直線的な切れのよい線で気持ちよく書き貫いて生き生きしている。 |
準特選 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
西條八十の唄 | 東近江市伊庭町 | 川原崎 啓子 | |
特別賞 |
- |
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淡墨で三つに分けた構成と墨量の変化が余白と呼応して生彩がある。 |
佳作 | |||
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
漢詩句 | 蒲生郡日野町中之郷 | 長束 典子 | |
特別賞 | - | ||
正確な字形と墨の潤渇などよく考えて書かれた作であるが、少し堅苦しい。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
衆鳥高飛 | 東近江市佐野町 | 新庄 明美 | |
特別賞 | - | ||
ねばりのある線で変化のある形の構成は良いが、行書としての形を追求されたい。 |
作品 | 命題 | 住所 | 氏名 |
花 | 東近江市能登川町 | 村田 久子 | |
特別賞 | - | ||
無駄なく名前まで一貫して生きている。渇筆の工夫が課題と思う。 |
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