8月15日(月)市原野町の火祭り「まんどう」が行われました
[2016年8月16日]
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▲お父さんに支えられ、たいまつを担ぐ少年
▲燃え盛るたいまつを見守る住民ら
市原野町に伝わる、たいまつを振り回す祭り「まんどう」が、8月15日(月)に同町内の堂屋敷と呼ばれる敷地で開催されました。
この祭りは江戸時代の古文書にも記載されるほど古くから行われる火祭りで、数え年7歳から15歳までの男児が担ぎ手となって行われます。祭りで火を灯す「たいまつ」は、なたねガラを筒状に束ねた後、麦わらで化粧(飾り)をして、青竹を鉢巻状に巻いて担がれます。
今年は8家族11人が担ぎ手として参加し、子どもたちは遠心力を使ってぐるぐると自分の「たいまつ」を振り回しました。また、数え年15歳の子どもが1人いたため、「上がりたいまつ」と呼ばれる幅1.5メートル ほどの大きさを誇るたいまつも作られ、親族や地域の住民数人が支える中、大いに燃え盛りました。数え年15歳の男児は、「たくさんの人に見守られて、無事役目を終えられたのでホッとしました。地域や親族のみなさんに感謝したいです。」と話しました。
なお、当日は高さ3メートルほどの「組たいまつ」も7本立てられました。集落内で子どもが少なくなってきているため、伝統行事の技術継承を目的に、自治会の隣組単位で作られています。