【11月23日(祝)】ガリ版で味のある作品づくり!高部晴市ワークショップ
[2017年11月27日]
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23日(祝)、蒲生図書館で、絵本作家 高部晴市(たかべ せいいち)さんを講師に迎え、小学1年生から50歳代までの15人が、ガリ版を使った作品作りを体験しました。
これは、ガリ版印刷発祥の地である蒲生地区にあるガリ版伝承館で同日開催されるガリ版祭りの一環として、市の歴史遺産や文化財について理解を深めてもらおうと、ガリ版を使って制作された作品の原画展にあわせて、「絵本作家 高部晴市さんがやってきた!みんなでガリガリ オリジナルカレンダーを作ろう!」と題して開催するものです。
参加者は、高部さんから説明を受けながらガリ版印刷での作品の作り方を教わって、どこか懐かしい風合いが魅力のガリ版印刷を体験しました。
ヤスリ板の上にロウ引きされた原紙を置いて鉄筆でガリガリと音を立てながら絵柄を描き、インクローラーを転がして印刷しました。
参加した小学生は、「絵を鉄筆でなぞるとガリガリと音がして楽しかったです。原画の位置がずれたけれど、味がある作品ができてうれしかった。」と話しました。
講師の高部晴市さん(千葉県松戸市)は、「ガリ版印刷はきちっと想定どおりに印刷できないところが魅力です。刷り上ってみて、初めてわかるおもしろさがあります。」と話しました。
ガリ版印刷は、明治時代に蒲生岡本町に住んでいた堀井新治郎父子によって発明された謄写版という印刷機です。謄写版は、鉄筆から出るガリガリという音から『ガリ版』という愛称で長く親しまれてきました。ガリ版伝承館は、堀井新治郎父子の本家を改修したものです。
日時 12月2日(土)、3日(日)
時間 10時00分から16時30分(入館は16時00分まで)
場所 ガリ版伝承館(蒲生岡本町663)