「木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷」県内初の林業遺産に認定
[2019年6月13日]
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「木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷」が、一般社団法人日本森林学会(会長 黒田慶子)から、平成30年度の林業遺産として認定されました。林業遺産の認定は滋賀県初となります。
林業遺産は、同学会が学会設立100周年を契機に日本各地の林業発展の歴史を将来にわたって記憶し、記録していくため平成25年度から認定を開始したもので、年度ごとに林業発展の歴史を示す景観や施設、跡地などについて土地に結びついたものを中心に体系的な技術、特徴的な道具類、古文書の資料群から選ばれています。
6月5日(水)には林業遺産認定証授与式を市役所本館の貴賓室で行い、同学会の黒田慶子会長から小椋正清市長へ認定証が授与されました。【認定遺産名:木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷 2018年度林業遺産(登録番号33)】
黒田会長は、「森林資源は、手入れさえすれば再生するものであるが、これまで続いてきた人間と森林の深い関係は、発信していかなければ発展しない。認定を機にたくさんの発信をしてもらいたい」と話しました。
小椋市長は、「山を資源として人々の生活に組み入れ、適正に管理していくことで、長年にわたって受け継がれてきた文化を守り、発展させていきたい。今後の市の政策としても第一歩が踏み出せる大きな原動力となるものであり、心から感謝申し上げる」とお礼を述べました。