代表質問

日本共産党議員団 山中一志


市長は政治姿勢を明確に

問 安倍暴走政権に対する市長の見解は。
①アベノミクスで大企業や富裕層には大きな利益がもたらされたが、一方、国民には苦しみを強いる
ものであり、格差をますます広げただけでは。
②消費税増税で消費支出は10カ月連続のマイナス。庶民は財布のひもを固く締め、日本経済は冷
え込み続けている。
 先送りされた消費税増税は中止するべきでは。
③福島第1原発事故は4年近く経っても収束しておらず、未だ12万人が避難生活を強いられている。
 また、昨年5月、福井地裁が大飯原発差し止め判決を出した。
 原発の再稼働は許されないのでは。

答 ①2月の月例報告で、個人消費などに弱さが見られるが、緩やかな回復基調が続いている、とあ
るようにアベノミクスは一定の成果を上げていると認識しています。
②市長としての所見は控えさせていただき、国会での議論を注視します。
③原発再稼働は、市民の安全を最優先とした適正な判断が必要であることから、今後もその動向を
注視していきます。

問 27年度国家予算は、社会保障予算の削減や大企業減税、軍拡推進など、安倍カラーをますます強
め、国民の声を無視した暴走路線を進める内容だが。

答 安倍政権は、批判はあるにせよ国防予算を増しました。
 これは、国家が存在して初めて国民が安心して生きられ、福祉の実現があることが前提となって
います。
 今、我が国は隣国との関係で大変危機的な状況にあると認識しており、国家を守るために、どこ
かが削られても国家国益を優先する予算措置は、当然のことではないかと解釈しています。

問 27年度予算のまち・ひと・しごと地方創生は、地方を衰退させた長年の自民党政治を総括すべき
であり、それをせずに地方創生はありえるのか。

答 現在の日本の姿を考えると、今までと同じ方法では解決が難しいと思います。
 地域資源をフルに活用しながら、住み心地のよい自己完結能力を備えたまちを目指したいと考え
ています。