■記号の説明・・・問=問合せ IP=IP電話 FAX=ファクス ■特集 多文化が彩る、まちの風景 本市では、外国人と日本人がお互いの文化、習慣などをそれぞれ理解し、認め合いながら誰もが安心して暮らせるまちを目指しています。今回は、市内に住む外国人の思いや暮らし、多文化共生に向けた取組について紹介します。] ●多文化共生について考えてみよう  本市には、令和7年9月時点で44カ国5110人の外国人が暮らしています。職場や学校で一緒になることや、スーパーなどで、日本の食生活ではあまりなじみのない食材コーナーを見かけることが増えたと思います。このように外国人は、地域においてとても身近な存在です。  一緒に生活をしていると、文化や生活習慣の違いに驚くことがあるかもしれません。お互いの違いを理解していれば問題にならないことが、知らないことでトラブルになってしまうこともあります。「多文化共生」とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、地域社会の構成員として共に生きていくことを言います。  生まれた国や育った地域が異なっていても、同じまちに住んでいる者同士、安全で安心に暮らせるまちにしていきたいという思いは同じです。まずは、お互いの違いを知ろうとすることから始めてみましょう。 ●東近江市で暮らす外国人にインタビュー 日本での生活で大変なことや休日の過ごし方などについてお話を伺いました。 ◯ベトナム出身 ド・ドゥック・ハウさん、リ・タインさん  日本は仕事をする環境が整っていて働きやすいです。 日本のアニメが好きで休日はアニメや漫画を見たりゲームをしたりして過ごしています。 ◯ブラジル出身 エステル ハシモト シルバ さん、アリシア オザキ マルチンスさん  日本語は地域によって方言やなまりなど、表現がたくさんあるので覚えるのが難しくて苦労しました。学校の先生や友達のサポートもあって少しずつ生活に慣れてきました。 ◯インドネシア出身 ニルマラカルティカデウィさん、ラウシタアングラニエさん   東近江市は歴史文化や自然が豊かで母国と環境が似ているので住みやすいです。  介護施設で働いており、介護福祉士の資格を取得して日本で介護の仕事を続けたいです。 ●グラフで見てみよう 東近江市で暮らす外国人は44カ国5,110人 ◯国籍別外国人の推移 平成27年 ベトナム27人、ブラジル1305人、フィリピン268人、インドネシア68人、中国381人      韓国221人、ペルー175人、その他133人 合計2578人 平成29年 ベトナム120人、ブラジル1281人、フィリピン311人、インドネシア83人、中国372人 韓国204人、ペルー163人、その他165人 合計2699人 平成31年  ベトナム404人、ブラジル1382人、フィリピン351人、インドネシア142人、中国373人 韓国204人、ペルー168人、その他216人 合計3240人 令和3年  ベトナム834人、ブラジル1535人、フィリピン378人、インドネシア164人、中国368人 韓国208人、ペルー170人、その他283人 合計3940人 令和5年  ベトナム1166人、ブラジル1680人、フィリピン459人、インドネシア134人、中国235人 韓国195人、ペルー176人、その他379人 合計4424人     令和7年  ベトナム1568人、ブラジル1553人、フィリピン563人、インドネシア316人、中国251人 韓国186人、ペルー181人、その他492人 合計5110人 住民基本台帳(各年1月1日現在)※令和7年は9月1日時点 ◯内訳  ベトナム31パーセント、ブラジル30パーセント、フィリピン11パーセント、インドネシア6パーセント、中国5パーセント、韓国4パーセント、ペルー4パーセント、その他9パーセント ●東近江国際交流協会〜一人で悩まないで、私たちに相談してください〜 東近江国際交流協会では、多様な国籍を持つ人々が安心して集える居場所を作り、日常生活の相談だけでなく、日本語ボランティアの養成や多文化理解のためのイベント開催など、多文化共生社会の推進のために数多くの事業を行っています。身近に困っている外国人を見かけたら相談してください。 問合せ 東近江国際交流協会(文化交流センター内) IP電話 050-5802-9606 ◯東近江国際交流協会は、国籍や文化の違いを超えて、あらゆる人々が集い交流できる場所です。互いの文化を尊重しながら、地域全体がより豊かで温かなコミュニティとなることを目指しています。 東近江国際交流協会事務局長 モリコー二直美さん ◯国際交流サロン 月に1回程度、外国人と日本人が気軽に集えるサロンを開催します。 ◯日本語ボランティア養成講座  外国人に日本語を教えるボランティアを募集しています。 ◯地域に暮らしている外国人と関わる機会があり、せっかく日本に来てくれているので積極的にコミュニケーションを取って助け合いたいと思いボランティア講座を受講しました。 御園地区民生委員 河野一秀さん ◯高校の授業では、英語コースを専攻しています。将来、小学校の教師を目指し、多様な国籍の子どもたちと関わることがあると思い受講しました。 米原高校2年生 安井夏帆さん ●日本ラチーノ学院〜 多様な文化から未来をひらく学び舎〜 日本ラチーノ学院は、閉校になった旧甲津畑小学校を改装し、準学校法人格を持つブラジル人学校として平成27年に設立されました。未就学児から高校生まで約180人の児童生徒が在籍しており、地域や他の学校などとの関わりの中で多様な文化を互いに尊重し、多様性から多くを学ぶ人材の育成に力を入れています。  入学希望の人や活動に興味がある人は気軽に問い合わせてください。 問合せ 準学校法人日本ラチーノ学院(甲津畑町) 電話  0748-56-1157 ◯日本ラチーノ学院では、ブラジルにルーツを持つ子どもたちが孤立せずに日本社会で生きていける環境づくりに取り組んでいます。 日本ラチーノ学院 学院長 カミムラカイオさん ●本市では、多文化共生推進のためさまざまな取組をしています!!            ◯日本語初期指導教室いろは 外国にルーツのある児童・生徒が日本の学校生活に必要な日本語や生活習慣などを学ぶための教室です。 問合せ 学校教育課 IP電話 050-5801-5671 ファクス 0748-24-5694 ◯広報紙閲覧サービス「カタログポケット」 広報紙をスマートフォンおよびPCから無料で閲覧できるサービスです。広報紙などで掲載している情報を10言語で配信しています。  また、音声による読み上げにも対応しています。 問合せ 広報課 IP電話 050-5801-5611 ファクス 0748-24-1457 ●多文化共生推進計画策定について  本市では、直近の10年間で2000人以上もの外国人が増え、その国籍・地域も大きく変化しています。また、国としても入管法の改正が何度も行われ、在留資格の増設や、同じ資格でも長期滞在や家族滞在が可能となるように変わってきており、「海外からの労働者」としてではなく共に日本で暮らす「住民」として受け入れる方向に変わってきています。  本市では、多文化共生推進計画を進めています。本計画では、「多様性を認め合い みんなでつくる 多文化共生のまち」を目指して、市民・団体・企業・行政などが一体となって取組を進めることとしています。それぞれの立場で多文化共生のことを知り、考え、行動することが大切です。誰かを排除したりおとしめたりするのではなく、互いに対話し尊重し合うまちづくりを皆で実行していきましょう。 問合せ 企画課 IP電話 050‐5801‐5610 ファクス 0748‐24‐1457      ●第3期東近江市子ども・子育て支援事業計画  本計画では、右の図のように子どもを木に、家庭を大地に例え、大木に育つためには、栄養豊かな大地にしっかりと根を張ることが必要となります。行政および地域社会は、大地を豊かにするとともに、木を照らし、木の成長を助ける役割を担います。本計画の目標(取組)による栄養分が根から枝葉まで届くことで、ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態のこと)な子どもを育むとの考えで取組を進めています。 目標1 子どもが健やかに育つ教育・保育の環境づくり ・女性の就業率約8割に対応する教育・保育の提  供体制の整備 ・放課後及び長期休業期間における居場所づくり ・子どもの健康及び命を守る取組の推進 目標2 安心して子どもを産み育てられる環境づくり ・子どもの誕生前から切れ目のない支援 ・親育ちの支援 ・企業の子育てに関する理解の促進 目標3 全ての子育て家庭を支援する環境づくり ・子育ての不安及び負担の解消 ・ひとり親が抱える困難への対応 ・障害の早期発見及び早期支援の推進 ・外国にルーツのある子どもの増加と学習・生活面での支援 ・不登校の児童生徒への支援 目標4 社会全体で子育てする環境づくり ・「子どもの権利」に関する啓発等の推進 ・「子どもがのびのびと遊べる環境の確保 ・子どもの社会性及び思いやりを育む多様な交流・体験の場の充実 ・登下校(登降園)等の安全確保及び安全教育の  推進 ●ライフステージごとに見る主な子育て支援の取組 結婚・産前 ・婚活支援 ・結婚サポート連絡会 ・住宅取得費用補助 ・不育症治療費助成 ・子育てハンドブックららら♪を配布   子育てに関するさまざまな情報を紹介しています。 妊娠・出産 ・産後ケア   ・赤ちゃん訪問 ・伴走型相談支援 県内初・妊産婦医療費助成 ・多胎児サポート ・マタニティー教室 ・産婦健康診査の費用助成 ・赤ちゃんの駅  おむつ替えや授乳・搾乳などができる施設です。 産後 ・乳幼児の医療費助成    ・子育て講座 ・見守りおむつ宅配便 ・乳幼児健診 ・ブックスタート事業 ・ファミリー・サポート・センター ・赤ちゃん広場 赤ちゃんの身長や体重の計測や子育てについて相談できる保護者同士の交流の場です。 就学前 ・子育て支援センター ・つどいの広場 ・子育てサークル ・病児保育 ・里山保育の実施 ・インクルーシブ教育 ・保育所、認定こども園など 小学生 ・児童センター ・学童保育所  ・サマースクール事業 ・こどもの医療費助成 ・不登校児童生徒への支援 ・日本語教室なかよし 外国にルーツのある児童生徒を対象に学習支援を行っています。 中学生・高校生 ・少年センター ・通学利用促進補助 ●目標1子どもが健やかに育つ教育・保育の環境づくり 本市独自の取組 子どもたちの心と体を育む「里山保育」  里山活用推進室の職員が園児と里山などに出かけ、自然への興味を引き出し、生きる力や地域への愛着を育むために本市独自の取組である里山保育を実施しています。  自然と触れ合う機会が多く、子どもにとって自宅や教室では経験できないなさまざまな体験の場を作ってもらえるのでありがたいです。自然を通じてたくさんのことに興味を持つようになり、成長を感じています。 園に子どもを預ける保護者羽泉美穂さん、菊地亜由美さん ●目標2安心して子どもを産み育てられる環境づくり 全国初!!子育て世帯に寄り添う「見守りおむつ宅配便」  1歳までの乳児を養育する家庭に対し、おむつなどの宅配を行っています。子育て経験のある専門スタッフによる声掛けと見守りを通じて産後育児に対する不安解消を図り、あわせて、子育て家庭の経済的負担を減らします。  いつも明るく声をかけてもらえるので気軽に悩みを相談できて助かっています。おむつをたくさん消費するので宅配してもらえるのはとても助かります。 見守りおむつ宅配便を利用している杉田早紀さん親子 ●目標3全ての子育て家庭を支援する環境づくり 出産・子育ての相談窓口「こども家庭センター」 こども家庭センターは、専門の相談員が妊娠期から子育て家庭に寄り添い、近年高止まり傾向にある児童虐待など家庭が抱える問題を未然に防げるように支援します。  全ての妊産婦や親子が子育てに関する不安、ストレス、悩みなどについて気軽に相談できる窓口です。相談者に寄り添った支援を行い、子育て関係機関と連携した上でさまざまなサービスや事業につなげます。 こども家庭センター松浦統括支援員 ●目標4社会全体で子育てする環境づくり 親子で遊べる場・保護者同士の交流の場「つどいの広場」 市内13カ所で実施しているつどいの広場は、子育て家庭の孤独・孤立を防ぐのためにも子育て中の保護者やその子どもが気軽に集い交流でき、子育ての悩みを相談できる場所です。  市外から東近江市に転入してきたので子育てについて相談できる相手がいなかったのですが、つどいの広場に通うようになってママ友ができました。悩みを相談できる機会が増えたので気持ちが楽になりました。 中川澪奈さん親子 ●みんなで育てる東近江市の子ども  本市では、紹介した取組以外にもさまざまな取組を行っています。 本計画などの詳細は市ホームページを確認してください。また、市公式LINEの子育てメニューから育児世帯に向けた情報を発信しています。