まちの話題


●近畿初の発見！縄文人は夏と冬でお引越し？
　下羽田町から上平木町にかけて位置する下羽田遺跡で、縄文時代晩期の遺構と遺物が発見されました。２月27日（日）には現地説明会が開催され、県内外から訪れた約150人の考古学ファンが縄文のロマンに思いを馳せました。
　下羽田遺跡は、東西を山に挟まれ、白鳥川をはじめとした小河川が多く、水の豊富な地域として古くから水稲耕作に適した地であったと推測されています。
　発見された遺構は、地面を半地下式に掘りくぼめた床が特徴の「竪穴住居」６棟と、掘りくぼめずに地面を床にした「掘立柱建物」５棟、地面に直接穴を掘り人を直接埋めた墓「土坑墓」12基、さらには亡くなった人の骨を土器の中に入れて埋めた墓「土器棺墓」３基です。あわせて、土器棺として使われた壺や深鉢などの土器、矢の先端に付ける石鏃（せきぞく）などの遺物も見つかりました。
　今回、竪穴住居と掘立柱建物が縄文時代晩期の同じ遺跡から発見されたことは近畿地方で初めてであり、このことは人びとが季節によって過ごしやすい建物を住み分けていたのではないかと考えられています。また、土坑墓などが近接して造られ、１つの集落の大きさが具体的にわかる例としては県内でも初めての発見です。
写真１＝竪穴住居の説明を聞く参加者
写真２＝発見された土器類の一部


●美しいハーモニーにうっとり　南こうせつさん、ウー・ファンさんと市民が共演
　３月11日（金）、八日市文化芸術会館（青葉町）を会場に「宝くじまちの音楽会　南こうせつwithウー・ファン心のうたコンサート」が行われました。この事業は、宝くじの文化公演事業として、本市および本市教育委員会・（財）東近江市地域振興事業団・滋賀県・（財）自治総合センターが主催したものです。
　南こうせつさん、ウー・ファンさんと一緒にステージに立った65人の「東近江市合唱団」は、小学生から77歳までの幅広い年齢層から熱い歌い手が集まりました。音楽教室講師の灰谷操さんから指導を受けて、誰もが知る「故郷」と南こうせつさんの「満天の星」の２曲を合唱しました。
　また、南さんの優しく包み込むような歌声と、ウーさんの力強くも繊細な古筝の澄んだ音色に、800人の観客が魅了されました。
写真１＝当日に向けて練習に励む
写真２＝南さんとウーさんのトーク
写真３＝南さん、ウーさんと一緒に大合唱


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●人口（平成23年３月１日現在）
人口：117,494人（＋53）／男：58,150人（＋53）／女：59,344人（０）／世帯数：41,271世帯（＋77）＊（  ）内は前月比