特集 「緑の分権改革」みんなで地域を支える新たな仕組み ■記号の説明・・・問=問い合わせ IP=IP電話  私たちの東近江市は、豊かな自然と歴史・文化・伝統が息づくまちです。「緑の分権改革」(※)では、これらの地域資源を生かして、多分野連携による地域自立の仕組みづくりに取り組んでいます。  今回は、まちの魅力づくりや地域課題の解決に取り組む市民のみなさんの活動を、市民のみなさんの力で支える新たな仕組みと、それをお手伝いする団体を紹介します。 写真=10月20日に行われた簡単動画講座 写真=NPO法人「愛のまちエコ倶楽部」の農業体験 環境活動や農業体験を行うNPO法人「愛のまちエコ倶楽部」は、事業指定寄付制度の対象です ※緑の分権改革とは?  地域の豊かな自然環境や自然エネルギー、安全で豊富な食料、歴史文化などの資源を活用して、地域内でヒト・モノ・カネがまわる仕組みを作り上げ、地域の絆の再生、地域力の向上を図り地域自立をめざす取組みを「緑の分権改革」と呼んでいます。 図=緑の分権改革の概略図 ●情報発信サポート  本市ではテレビやラジオ、インターネットを通して、市民のみなさんが活動や想いなどを発信できる仕組みづくりを行っています。より多くの人が情報を共有することで、それぞれの取り組みの活性化をめざします。 ●市民が番組を制作できるパブリックアクセスの仕組み  市民のみなさんが一定のルールにのっとり、地域のコミュニティ放送局などで自主的に放送番組を企画・制作することをパブリックアクセスと言います。 コミュニティラジオ局のラジオスイートでは、毎週土曜日に市民のみなさんが様々な話題で番組を企画・制作し、放送することができます。それにより、市民のみなさんからの情報を直接得ることができます。  ケーブルテレビ局の東近江スマイルネットでは、10月から市民のみなさんが撮影・編集した動画を放送する新番組「まちのわ」がスタートしました。市民のみなさんの独自の視点から制作された動画を楽しめます。また、「まちのわ」では、平成25年1月末までに投稿された作品が動画コンテストの審査対象となり、優秀作品には地域商品券を贈ることとしています。 画像=「まちのわ」オープニング画面の1コマ ●地域情報ポータルサイト「東おうMe!!」  東おうMe!!は、東近江市内の情報を集めたサイトです。地域の出来事や観光情報といった市内の総合情報はもちろん、まちづくり協議会などの市民活動や市内の隠れた名店などをたくさん掲載しています。このサイトには市民のみなさんが情報発信できる機能が多数あり、イベント情報や写真、動画を投稿できます。 ◆どうやって情報発信できるの? ▲動画の投稿  ・東おうMe!! URL:http://higashio-me.com  インターネット動画共有サービス『YouTube』に直接投稿した後、東おうMe!!から投稿用紙をダウンロードして必要事項を記入し、FAXでお申し込みください。 ・ケーブルテレビ番組「まちのわ」   動画データを記録した保存媒体(DVD、メモリーカードなど)と、東おうMe!!からダウンロードした投稿用紙に必要事項を記入し、投稿してください。 ▲写真の投稿 ・東おうMe!!  東おうMe!!のトップ画面「写真を登録する」から登録してください。 ▲イベント情報の紹介 ・東おうMe!!  東おうMe!!のトップ画面「イベント登録」から登録してください。 投稿・問い合わせ先:まちづくりネット東近江   〒527-8527 東近江市八日市緑町10-5(市役所緑の分権改革課内)  電話=0748-24-5571  FAX=0748-20-0855  メールアドレス:info@e-ohminet.com ※投稿の条件など、詳しくは東おうMe!!にてご確認ください。 ▲ラジオの放送 ・コミュニティラジオ局ラジオスイート(81.5MHz)  放送を希望の個人や団体はラジオスイートまでお問い合わせください。 問い合わせ先:FMひがしおうみ(ラジオスイート) 電話=0748-24-5501 画像=東おうMe!!トップ画面のイベント情報掲載画面 画像=東おうMe!!トップ画面の写真と動画の掲載画面 ●資金調達サポート 事業指定寄付制度「にじまちサポーターズ」  事業指定寄付制度「にじまちサポーターズ」は、市民のみなさんの活動資金を支援する仕組みです。市民が事業を選んで寄付する、まさに市民が市民の取り組みを支える制度です。  今後、寄付の対象となる団体を地域情報ポータルサイト「東おうMe!!」などで紹介します。なお、市民のみなさんへの寄付のお願いは、平成25年2月から本格的に開始します。 ●小さな一歩から・・・  今回紹介した仕組みはどなたでも参加することができます。みなさんの小さな一歩が地域の絆の再生や地域自立につながります。多くのご参加をお待ちしています。 問=緑の分権改革課 電話=0748−24−5563 IP=0505−802−9091 ◆市民活動を支援する団体「まちづくりネット東近江」からひとこと  こんにちは、事務局長の井上泰夫です。まちづくりネット東近江は、東近江市で市民活動に取り組む団体、地域コミュニティを支援することを目的に立ち上がったNPO(非営利団体)です。  今回紹介した取り組みもまちづくりネット東近江が主体的に行っています。今後は情報発信、資金調達のアドバイスはもちろん、市民活動全般をサポートし、市民のみなさんと地域の活動をつないでいきたいと考えています。ぜひ気軽にお声かけください。 問=まちづくりネット東近江 電話=0748−24−5571 特集 わたしたちの生活を豊かに〜税が支えるまちづくり〜 ■記号の説明・・・申=申し込み 問=問い合わせ IP=IP電話  本市では12月を滞納整理強化月間と定め、積極的に納税を促しています。今月の特集では、市税の納付率や納税の公平性を保つために行っている市の取り組みについて紹介します。 ●行政サービスの基本となる財源  平成23年度の市税(市民税や固定資産税、軽自動車税など)は173億7千万円でした。これは、市の一般会計の歳入総額478億1千万円の36・3%にあたります。  その財源は、福祉や教育、各種公共施設や道路の整備など、市が行うすべてのサービスに幅広く活用されています。このように私たちの生活を支える「税」は、すべての人が公平に納めていただくことにより成り立っています。 ●県内トップクラスの納付率  本市では昨年度、口座振替キャンペーンなどで、税金を納めていただきやすい環境づくりに取り組みました。現在、5割を超えるみなさんが口座振替で納税いただいています。市税の納付率(納付されるべき額のうち、実際に納付された額の割合)は96・84%で、県内トップクラスとなっています。 グラフ=市税納付率の推移     H21年度 95.33%  H22年度 96.38%  H23年度 96.84% ●納付に困った時はまずご相談を  税は一括納付が原則です。しかしながら災害や病気、事業の廃止など、やむを得ず納付が困難となった場合は、そのまま放置せずお早めにご相談ください。状況によっては、徴収の猶予などを適用できる場合があります。 ●公平な納税のための取り組み  その一方で、財産がありながら税金を納めていない滞納者に対しては差押えなどの滞納処分を行い、厳しい姿勢で滞納の解消に努めています。  納期限までに市税の納付がない場合、督促状を発送します。地方税法では、『督促状を発してから10日を経過しても納付されない場合は、滞納者の財産を差押えなければならない』と規定しています。それでも納付がない場合は催告書(※1)を発送し、財産調査(預貯金の調査、勤務先への給与支給状況の調査、不動産所有状況の調査など)を行い差押えを執行することになります。差押えられた財産は金銭に換え、市税に充当します。これら一連の手続きを滞納処分といいます。なお、差押えや財産調査については、徴税吏員(税務職員)が法律の規定に基づいて行うため、裁判所の令状を必要としません。さらに、徴税吏員には住宅などを捜索し財産を差押えできる権限が与えられています。 ※1.法律では送付を義務付けているものではありません。 写真=自動車を差押えるためにタイヤロックを装着(イメージ写真) グラフ=差押え金額の推移     H21年度 4,103万円  H22年度 5,056万円  H23年度 6,286万円 表=滞納処分状況の内訳(H23年度)    預貯金等差押:3,447万円:624件    給与差押:1,135万円:197件      所得税還付金差押:155万円:197件    その他動産・不動産差押:1,549万円:56件    合計:6,286万円:925件 ◆納税は口座振替で  市税の納付は、便利で安心な口座振替をぜひご利用ください。 ・うっかり納め忘れることがありません。 ・金融機関などへ納付に行く手間が省けます。 ・翌年以降も自動的に継続されます。 申=市役所納税課、各支所、市内各金融機関 ※預金通帳と届出印をご持参いただくと、その場で手続きができます。 ●わたしたちの生活を豊かに  税金は、市民の幸せと住みよいまちづくりのために必要不可欠な財源です。引き続き、納税へのご理解とご協力をお願いします。 表=納期限までに納付がないと・・・   督促状の送付              納期限の約25日後に発送します。    督促手数料100円と延滞金が加算されます。 →納付→完納    ↓納付がないと...   催告書の送付(※1)    延滞金がさらに加算され、催告書により納付が催告されます。 →納付→完納    ↓さらに納付がないと...   財産調査を経て、財産を差押えます。差押えた財産を換価する(金銭に換える)ことで、滞納している市税や県税へ充当します。    ◆不動産(土地・建物)を公売する場合は、市のホームページなどでお知らせします。    ◆動産(自動車・バイク・家電製品など)はインターネットの公売システムを利用して公売します。    ※金融機関の借入(ローンなど)がある場合、差押えを受けると一括返済を求められることがあります。 →充当→完納 ◆相談および問い合わせ先 市の税金 ・過去の滞納分に関する相談  問=滞納整理対策室  電話=0748-24-5649 IP=0505-802-8343 ・現年の税金に関する相談 ・口座振替の手続き  問=納税課  電話=0748-24-5606 IP=0505-801-5606 県の税金  問=滋賀県中部県税事務所  電話=0748-24-7707 I