1の3 地域で防災について取り組みましょう 自主防災組織や自治会(地域)の活動に参加しましょう  大規模な災害が発生したとき、交通網の寸断や多発する火災などにより、消防や警察などの公共機関が十分に対応できない可能性があります。このような場合は、隣近所の地域の皆さんがお互いに助け合って、被害を軽減させることが重要になります。  自分たちの家族やまちは自分たちで守るという意識を持ち、日頃から自主防災組織や地域の活動に参加し、災害に備えた取り組みを地域で行いましょう。 自主防災組織の活動例 平常時 1 防災知識、技術の普及活動 2 防災資機材の整備 3 要配慮者への支援体制 4 危険箇所の把握 5 防災訓練の実施 災害時 1 災害情報、被害情報の収集、伝達の協力 2 避難所の開設と運営の協力 3 負傷者の救出、避難誘導 4 炊き出し、配送、配給、給水などの実施 いざという時は助け合いましょう  お年寄り、子ども、障がい者、外国人などは、災害時に避難の行動が遅れがちになります。災害時に手助けが必要な人(要配慮者)を災害から守るために、地域で協力しあいながら支援していきましょう。 肢体が不自由な人 支援者の人は、階段では2人以上が必要。上りは前向き、下りは後ろ向きにして移動する。 耳が不自由な人 支援者の人は、口をハッキリと開け、相手にわかりやすいように話す。 手話、筆談、身振りなどの方法で正確な情報を伝える。 目が不自由な人 支援者の人は、災害時には、声をかけ情報を伝える。 誘導する場合は、支援者のひじのあたりを軽く持ってもらい半歩前をゆっくり歩く。 外国人 支援者の人は、身振りや手振りで話しかけ、孤立しないようにする。