風水害編 3の1 東近江市をおそう水害  市には、愛知川、日野川の大きな河川をはじめ、たくさんの中小河川が流れ、琵琶湖に注いでいます。琵琶湖に注ぐ多くの河川は、河川の長さが短く、勾配が急で洪水が一時的に起こりやすく、山から運ばれた土砂によって、周辺の地盤高より高い天井川になっています。そのため、万が一堤防の決壊などが起こると、甚大な被害が発生することが想定されます。このマップには、国や県が実施した浸水シミュレーション結果を示しています。あらかじめ大雨時にどのような危険性があるかを知り、いざという時に備えましょう。 河川と琵琶湖の氾濫のイメージ 1 大雨の発生により、下水道や中小河川が氾濫し、小規模な浸水が始まる。 2 大雨が降り続き、愛知川、日野川などの大きな河川が氾濫し、大規模な浸水が発生する。 3 さらに雨が降り続くと、琵琶湖の水位が上昇し、湖岸付近が浸水する。 浸水想定区域図と地先の安全度マップの違い  水防法に基づく浸水想定区域図は、特定の河川が氾濫した場合の浸水状況を把握することを目的とし、下水道や中小河川などの内水氾濫は考慮していません。一方で、地先の安全度マップは、氾濫原における氾濫の実態を把握することを目的とし、複数の河川の氾濫や内水の氾濫を考慮しています。 地先の安全度マップ  作成者 滋賀県  作成年度 平成24 年9 月  想定降雨量 100 年に1 回程度の大雨(時間最大109mm) 愛知川、日野川浸水想定区域図  作成者 滋賀県  河川名 愛知川  作成年度 平成18年5 月  想定降雨量 100年に1回程度の大雨(3時間雨量188mm)  作成者 滋賀県  河川名 日野川  作成年度 平成16年5 月  想定降雨量 100年に1回程度の大雨(日雨量228.7mm) 琵琶湖浸水想定区域図  作成者 国土交通省  作成年度 平成17 年6 月  想定水位 明治29年9月洪水時相当の大雨(B.S.L.※+2.5mまで水位上昇) ※B.S.L. とは、Biwako Surface Level の略で、琵琶湖の水面の高さを意味します。  B.S.L.+0m は、東京湾中等潮位(T.P.)では、+84.371mです。