47ページ 3の5 日頃から風水害に備えておきましょう 日頃から、台風や大雨時に備え、家の周りの点検や掃除をしておきましょう。 1屋根  アンテナは不安定ではないか。  めくれていないか。  ひび・割れ・はがれがないか。 2 ベランダ  植木鉢や物干しさおなど、落下や飛散の危険のあるものはないか。 3 外 壁  壁に亀裂はないか。 4窓  窓枠のがたつきはないか。  雨戸にがたつきはないか。  5 雨どい  雨どいに落ち葉などが詰まっていないか。  継ぎ目のはずれや塗装のはがれ、腐りはないか。 6 排水溝  排水溝にごみや土砂が詰まっていないか。 7 家 財  貴重品などは、すぐに持ち出せるようになっているか。  濡れて困るものは、あらかじめ高い場所へ移動しているか。 8 その他  商店などでは看板のぐらつきがないか。  ごみ箱や植木鉢などは室内に入れているか、飛ばないように固定しているか。  庭木には添え木をしているか。  ブロック塀はくずれそうになっていないか。  プロパンガスのボンベは鎖でしっかり固定しているか。 家庭でできる浸水対策  浸水時、水深が10cm以内の初期段階であれば、家庭にあるプランター、レジャーシート、ゴミ袋などを利用した土のうや水のうによる応急処置が有効です。 簡易土のう・水のうの作り方 土のう  ブルーシートやレジャーシートなどの上に、土の入ったプランターを縦長に並べて置き、シートで巻きつけて補強します。(プランターの代わりに、水を入れた灯油用ポリ容器なども利用できます) 水のう  40程度の家庭用ゴミ袋を二重または三重にして半分程度の水を入れ、きつく縛り、出入口などにすき間なく並べて使用します。(ダンボールに入れてつなげれば強度が増し、積み重ねることもできます) 48ページ 3の6 警戒レベルを用いた防災情報 水害や土砂災害の危険性が予想される場合に住民の皆さんが災害発生の危険度を直感的に理解し、状況にあわせた的確な避難行動がとれるように、避難情報や防災気象情報等の防災情報を5 段階の警戒レベルを用いてお伝えします。皆さんが避難行動をとる際の目安としてください。 警戒レベル5 緊急安全確保 災害発生又は切迫 ※避難所等への避難が安全にできない可能性がある状況。  命の危険 直ちに安全確保 避難所等への避難にこだわらず、少しでもに安全な場所へ直ちに移動する。  警戒レベル相当情報 大雨特別警報、氾濫発生情報 警戒レベル4 避難指示 災害のおそれが高い 河川の水位が氾濫危険水位を超えている。土砂災害警戒情報が発 表されている。等  危険な場所から全員避難 避難所等の安全な場所へ、直ちに移動する。  警戒レベル相当情報 土砂災害警戒情報 氾濫危険情報 気象庁危険度分布(極めて危険・非常に 危険「紫」) 警戒レベル3 高齢者等避難 災害のおそれあり 河川の水位が避難判断水位を超えている。土砂災害のおそれが非常に高まっている。等  危険な場所から高齢者は避難 避難行動に時間がかかる人(要配慮者)とその支援者は、早めに避難行動を開始する。  警戒レベル相当情報 大雨警戒、洪水警報、氾濫警戒情報、気象庁危険度分布(警戒「赤」) 警戒レベル2 注意報(気象庁発表) 気象状況悪化   自らの避難行動を確認する。  警戒レベル相当情報 危険度分布(注意「黄」)、氾濫注意情報 警戒レベル1 早期注意情報(気象庁発表) 今後気象状況悪化のおそれあり  災害への心構えを高める。非常用持出袋や備蓄品の確認。自宅周辺の片づけ等。 コラム 気象庁危険度分布  気象庁ホームページでは、土砂災害・浸水害・洪水それぞれの危険度分布を随時見ることができます。 1大雨警報(土砂災害)の危険度分布  どこで大雨による土砂災害発生の危険度が高まっているかを地図上で把握することができます。 2大雨警報(浸水害)の危険度分布  短時間強雨による浸水害発生の危険度を分布として表示しています。 3洪水警報の危険度分布  個々の中小河川において雨量予測に基づき予測される洪水発生の危険度の高まりを地図で確認できます。