■記号は、問=問合わせ IP=IP電話 FAX=ファックス ●2,089人の 志 が、このまちを支える。 東近江市地区赤十字奉仕団 ■赤十字という言葉は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?  赤十字は「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界190の国で活動する組織です。この理念の下、さまざまな活動をするボランティア組織が赤十字奉仕団です。  本市には八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東、能登川、蒲生の7つの赤十字奉仕団があります。総勢2,089人(平成29年4月現在)の奉仕団員が、被災地への義援金の受付や災害に備えての炊出し訓練、社会福祉施設の環境整備などを行い、地域を支えています。 写真=@街頭での啓発活動、A福祉施設の園庭での花壇づくり、B防災訓練での炊出し訓練、C中学生とともに一人暮らし高齢者の集いを開催 ■ーinterview 赤十字奉仕団員の皆さん ー 地域のスキマを支える、空気のような存在ですね。  皆さんが赤十字奉仕団に入団された理由は様々ですが、女性会や民生委員・児童委員などの地域で活動をしていた際に仲間から声をかけられ入団された人も多いようです。深尾さんは、「母親も奉仕団員だったので、小さいころからその姿を見ていて自然と入っていました。」と話されました。活動歴の最も長い田附さんは30年を超えます。長く続けられる秘訣は「楽しみながら、自分にできる範囲のことをすること。」とのこと。大勢の奉仕団員が自分の得意分野を中心に楽しみながら活動を行っています。   「奉仕団員は空気のようなもの。自治会や民生委員さんの間をつなぐ、地域のスキマを埋める、なくてはならない存在です。」と話される皆さん。奉仕団の活動内容は多岐に渡りますが、どれも地域に根ざしたものばかりです。  冒頭に紹介した活動のほかに、小学生の登下校の見守りや一人暮らし高齢者への声かけ(一声ふれあい運動)も行っています。障害者や高齢者への給食サービスの取組を地域の小学生とも連携して実施している地域もあります。「小学生が作ってくれたメッセージカードをそえて給食を配っています。給食を受け取った人はお腹も気持ちも一杯になります。」と福澤さん。  災害発生時にも大きな力を発揮します。「平成25年の台風18号で被害が出た地域へは、すぐに駆けつけ炊出しを行いました。日ごろの研修や訓練のおかげで迅速に対応できました。」災害が発生すると被害を受けた地域外からの支援も必要になります。全市・全国・全世界に広がる赤十字のネットワークが生かされます。  「活動をすればするほど、やりがいを感じますし、奉仕団の重要性を再認識します。少子高齢化がさらに進行するこれからの時代は、地域での支えあいが必要です。今後、私たち奉仕団員の役割もますます重要になると考えています。多くの皆さんに奉仕団のことを知ってもらい、共感して、関わっていただけるようにと願っています。女性に限らず、退職された男性にも仲間になってもらい、皆さんの得意分野で地域に貢献していただきたいです。」と話される皆さん。地域を愛し、地域の将来を見据えた活動が、今日も地域の日常を支えています。 写真=お話をお伺いした赤十字奉仕団員の皆さん(左から久田幸子さん、安部フク子さん、田附弘子さん、福澤ミヨ子さん、深尾智子さん、中嶋久仁子さん)、地区委員会の研修会の様子   ■各地区の実情に応じた赤十字奉仕団の活動に加えて、合併を機に東近江市地区委員会を設立し、市内の赤十字奉仕団として互いに交流や研鑽をし、活動を進めています。  平成27年には、東近江市地区赤十字奉仕団の結成10周年を迎え、田附委員長を中心に、連帯感をもち、赤十字の理念にかなう活動を積極的に取り組んでいます。  赤十字奉仕団の活動は、地域に密着した活動ばかりです。性別、年齢は関係ありません。赤十字の理念に賛同いただける人なら誰でも団員になれます。一人ひとりの力は小さくても、多くの仲間の力を合わせば、大きな力となります。  皆さんも身近な地域で奉仕団活動に参加しませんか。 問=健康福祉政策課 電話=0748‐24‐5512 P電話=050‐5801‐0945 ファックス=0748‐24‐5693 ■地域のために、ともに活動できる奉仕団員大募集 地域の奉仕団員さんに気軽にお問い合わせください。