■記号は、問=問い合わせ IP=IP電話 FAX=ファクス ■東近江市で暮らそう!  〜鈴鹿から琵琶湖まであなたに合った暮らしができるまち〜 Let’s live in Higashiomi City !! ■人それぞれの「移住」スタイル  皆さんは「移住」に対してどんなイメージを持たれていますか。ひと口に「移住」といっても、人によってイメージするものや移住後の生活に求める中身は異なります。  「移住」という行動には、その人の人生観やライフスタイルが色濃く表れるため、十人十色の「移住」があるのです。  実際に移住した人の多くは、「移る目的」と「住みたい場所」を掛け合わせた答えとして「移住」につながっているようです。  東近江市でも、人口減少に歯止めをかけるため定住移住の推進を重点施策の一つとして掲げ、県外での移住相談会などにも積極的に出展し、その結果、移住相談件数の増加とともに移住者も増えてきています。  今回は、本市に移住された人へのインタビューを通じて、本市に移住された思いなどについて紹介します。 ■ようこそ東近江市へ  移住者に聞く  ■若木健登さん  昔ながらの生活が根付く、のどかな暮らし  神戸市から移住して丸4年。移住当初は、アパートで一人暮らし。今は池田町で一軒家を借りてゆったりとした生活を送っています。  東近江市は、自然が豊かで、季節の移ろいが感じられます。仕事の休憩時間、窓の外に広がる田園風景を眺めてぼんやりすると癒されます。通勤時にきれいな景色に遭遇すると、車を止めて写真を撮ることもあります。  都会での生活に憧れることもありますが、自分にはこのライフスタイルが合っているのだと思っています。  ●自分らしく働ける職場  学生時代、ものづくりができる会社に絞り、就職活動をスタート。ほかの会社では、自分が働いているイメージができませんでしたが、宮川バネ工業株式会社(園町)の就職説明会では自分が働き、暮らすイメージが湧きました。そこで、神戸市からの移住を決断し、就職に至りました。  ●アットホームな職場  職場には、自分の親世代の先輩や70歳代のベテランの先輩などがおられ、家族のようにやさしく接してもらっています。自分のように県外から移住してきた人もおられ、悩みを共有することで不安を払拭することもできます。自分の入社以降も、県外から就職した後輩もいますので、自分が先輩からやさしく接してもらったように、後輩にも積極的にコミュニケーションをとるようにしています。  ●贅沢な一人暮らしを満喫  入社当時は、近江鉄道八日市駅周辺のアパートに暮らしていましたが、現在は職場の先輩の紹介で、池田町の一軒家を借りて生活しています。趣味のギターもアパートでは弾くことができず、練習場はもっぱら会社でしたが、今の家では気兼ねすることなく、思いっ切り弾くことができます。  ●東近江市をガイド  学生時代の友人を家に招待し、東近江市内を車で案内することもあります。友人には、大きな家で一人暮らしをしていることに加え、家の周りでキツネやサルに遭遇することにびっくりされることも多いです。  ●ほどよい地域との関わり  池田町で暮らすようになり、近所の皆さんからお米や野菜のお裾分けをいただいています。もともと自炊していたので、新鮮な食材をいただけて感謝しています。  また、地元の夏祭りや野球大会などにも誘ってもらい参加しています。「御園・玉緒地区24時間ふれあいソフトボール大会」には驚きましたが、楽しい時間を過ごせました。  ●従業員が「安心して働ける職場」づくりを目指して  宮川バネ工業株式会社代表取締役社長 宮川草平さん  若木君をはじめ、我が社への就職希望者は強い志望動機をもった人が多い分、県外から就職希望される人も少なくありません。  慣れない土地で生活していくということは予想以上に不安を抱いたり、ストレスを溜めることがあると思います。そうした人に対して、「安心して働ける職場」を提供できるよう、これからもしっかりサポートしていきたいと考えています。  ■元吉美由紀さん  イタリアミラノの魅力 ≒ 東近江市の魅力  30歳でイタリアに大学留学。その後、ミラノでデザイン関係の仕事をしていましたが、愛犬3匹と一緒に日本に帰国しました。  裏山の四季の変化を日々体感できることが魅力の一つです。イタチやムカデなども見かけますが、動物や虫も含めた自然の豊かさに癒されています。東近江市での暮らしを始めて間がないので、家の周辺以外のお気に入りスポットはこれから発見していきたいと思います。  ●自分のイメージに合った古民家  イタリアのミラノでの暮らしは充実していましたが、将来を考えた時に、自分の家を持ちたいと思うようになりました。イタリアで自分がイメージする物件を探しましたが、満足できる物件がなく、日本での生活も視野に入れて、以前から興味のあった古民家を探すようになりました。  実家が滋賀県内ということもあり、東近江市も候補地の一つでした。「東近江住まいるバンク」の存在を知り、現地から希望する条件などをメールしました。返事もない不動産業者があった中、「東近江住まいるバンク」からは、条件にぴったりの物件を紹介していただけました。  写真で物件を確認できましたが、少し不安もあったので家族に物件の動画や気になる部分の写真を送ってもらい、「これだ」と決断しました。  ●古民家の改修スタート  改修業者も決定し、工事スタート。「自分のできる部分は自分で改修したい」と思い、改修業者の人に教えてもらいながら、一緒に作業を進めました。  そのため、現場で過ごすことが多くなり、地域の皆さんと話す機会も自然と増えていきました。昔の家を知る人から「きれいにしてくれてありがとう」と感謝の言葉をかけていただくこともありました。  ●地域の皆さんの温かさ  イタリアから戻ってきた時は、「よそ者扱い」されないか少し不安でしたが、地域で出会う皆さんから声を掛けていただき、温かく迎えていただけたことに感動しました。  慣れない土地で新しい生活をスタートするには、体力も必要ですが、地域の人のやさしい言葉があれば、何とかやっていけると実感しています。  ●古民家を活用して  古民家の良さや味わいを残し、住居部分は工事完了。  今後は、民泊やカフェができるよう引き続き改修工事を進めていきたいと考えています。  ●一般社団法人東近江住まいるバンクの職員(左)  メールから始まった住まい探し  初めて元吉さんからのメールが届いた時は、「本気かな?」という気持ちもありましたが、やり取りを進める中で、元吉さんの本気度が伝わってきました。  紹介させていただいた古民家を気に入っていただき、改修工事も順調に進めることができました。  今後、古民家を活用した民泊やカフェを計画されていると聞いており、順調に進められることを願っています。 ■東近江市空き家バンクをご利用ください!  東近江市空き家バンクとは、空き家の所有者と空き家の活用希望者をつなげる取組です。運営は、市内で空き家の活用などに取り組む「一般社団法人東近江住まいるバンク」が行っています。  空き家をお持ちの人や空き家を活用したい人からの相談をお待ちしています。  設立から4年間で53件の空き家活用のお手伝いをしました。市内の不動産、建築、設計業者や司法書士などが参画する団体なので、専門的な相談にも対応できます。お気軽に相談してください。  問=一般社団法人東近江住まいるバンク  〒527-0029 東近江市八日市町4番3号  電話=0748-22-3366 ファクス=0748-25-0058   URL:http://higashiomi-akiya.net ■東近江の魅力を発信!  定住・移住ガイドブック「東近江物語」・定住移住促進サイト「東近江市で暮らそう」  東近江市では、本市に移住をお考えの人にぜひ読んでほしいガイドブック「東近江物語」を作成しています。市役所で配布していますので、ぜひご覧ください。  また、市ホームページ内の「定住移住促進サイト」でも東近江市の魅力やさまざまなサポートシステムなどを配信中です。 ■お試し居住してみませんか。  政所山荘  お試し住宅で東近江市の魅力と暮らしに触れてみませんか。  ※当施設は、東近江市での暮らしを体験していただき、移住について考えを深めていただく施設であり、レジャー向け施設ではありません。  場所=東近江市政所町  ¥=大人一人3,000円/2日間(中学生以下無料)  問=一般社団法人東近江住まいるバンク  電話=0748-22-3366(平日9:00〜18:00)  ファクス=0748-25-0058  メール info@higashiomi-akiya-net ■満足度の高いまちを目指して  東近江市では、平成27年度から定住移住推進事業を始めています。都市部での移住相談会や移住推進ツアーなどを実施し、たくさんの人にこのまちの魅力や住みやすさを知ってもらい、夢を実現し、地域の新たな担い手となる人々の移住を推進しています。  就労、子育て、福祉、医療や住居などの環境のが充実が生活するうえで大きな安心につながります。市民の皆さんはもちろんのこと、移住された人が「このまちに住んで良かった」と満足して住み続けられるようにお手伝いをしていきます。  問=企画課  電話=0748‐24‐5610  IP=050‐5801‐5610  ファクス=0748‐24‐1457 (取材:広報課 片山晴紀)