更生保護の「心」を地域に広める 東近江地区更生保護女性会 ■更生保護女性会とは  「更生保護」という言葉をご存じでしょうか。  更生保護とは、犯罪や非行をした人が再び罪を犯さないよう、立ち直りを支えていく活動で、多くのボランティアによって支えられています。  更生保護女性会もその活動に取り組む団体のひとつで、温かく、細やかな目線で、更生保護の心を地域に広めるとともに青少年の非行防止・健全育成ならびに子育て支援に取り組んでおられます。  今回は、本市で活躍されている東近江地区更生保護女性会の活動を紹介します。   ■あいさつが非行を防ぐ  「おはようございます」  明るく爽やかな声が永源寺中学校の昇降口に響きました。  同女性会永源寺分区では、毎月、学校や幼児園など5カ所で「あいさつ活動」を行っています。  登校してきた生徒一人一人を優しいまなざしで見守り、あいさつを交わします。  同女性会永源寺分区長の松吉利子さんは、「あいさつを通じて、人とのつながりを感じ、心が満たされます。たった一言の言葉が、子どもの非行を防ぐきっかけになります。これからも、あいさつ運動を続けていきたいです」と笑顔で話されました。 ■東近江地区更生保護女性会 会長 廣田 綾子 さん  東近江地区更生保護女性会では、人々がお互いに思いやり、誰もが心豊かに生きられる明るい社会づくりを目指し、市内14分区412人の会員(令和3年3月末現在)で更生保護のボランティア活動をしています。  人は誰もが尊重され、自分らしく生きたいと願っています。  さまざまな要因により生きづらさを抱えている人たちに寄り添い、優しく細やかな目線で、自分らしく生きていける支えになる活動ができればと思っています。  私たち更生保護のボランティア活動の取り組みにご賛同をいただき、笑顔あふれる社会づくりのお手伝いを一緒にしませんか。 ■心豊かに生きられる明るい社会を目指して  同女性会は、今回紹介した活動のほかにも、再犯防止の取り組みや非行問題などを話し合うミニ集会など、さまざまな活動をそれぞれの地域で展開されています。  また、来月(7月)は、更生保護について考える「第71回社会を明るくする運動」の強化月間です。つまずいても、再び立ち上がろうとする人が社会に戻れる、そんな温かい地域社会をつくるため、皆さんもぜひ更生保護について考えてみてください。 問=健康福祉政策課 IP=050‐5801‐0945  ファクス=0748‐24‐5693