公明党 竹内 典子 デジタル障がい者手帳導入を Q  障がい者手帳を提示することによって、交通機関や施設利用に対してサービスを受けることができる。身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の情報をスマートフォンで表示するアプリがある。これにより紙の手帳を持ち歩く必要がなく、手帳を提示するという心理的負担がない上に、破れることや失くしてしまうという心配もない。  デジタル障がい者手帳を導入するべきでは。 A  障がい者手帳によるサービスを活用することにより、日常生活の利便性が向上し、社会参加が促進されます。アプリから手帳の種別に応じた情報を得られ、利便性も高いため、利用に向けた周知を図っていきます。 Q 軽自動車などへは4月1日時点での所有者に軽自動車税種別割が賦課されている。中古軽自動車の中には、一時的に販売業者が自己名義にして商品車として展示・在庫している場合があるが、こうした商品であって使用しない軽自動車などに対しては軽自動車税種別割を課税免除してはどうか。 A 現在のところ課税免除の対象となる車両の範囲を拡大する考えはありませんが、近年の他府県自治体での取り扱いや今後の県内市町の動向に注視していきます。 東近江市民クラブ 青山 孝司 御河辺橋を市のランドマークに Q   御河辺橋の架け替え、周辺道路の整備について、  ①橋をランドマーク的なデザインにする考えは。  ②今後のスケジュールは。  ③公共事業の推進において同時にまちを創造することについての市の基本的な考えは。 A   ①愛知川に架かるいくつかの橋には、高欄や親柱に特色のある装飾が施されている事例もあります。施工の可能性を費用面も含め県と検討していきます。  ②現在、県において御河辺橋は橋梁計画箇所の土質調査を終え、今後は詳細な設計を進められる予定です。また、県道雨降野今在家八日市線の御河辺橋から中岸本交差点までの延長約2キロメートルについては、現在、道路整備の支障となる物件などの調査が行われており、令和6年度に詳細な設計と一部の用地取得が行われる予定です。  ③公共工事における道路インフラ整備は地域全体の道路ネットワークを構築することであり、地域間の利便性・安全性・快適性の向上を図ることで、経済・地域交流の活性化や防災・減災などさまざまな事業効果も期待されるところです。このことから、道路整備は将来のまちづくりを見据えた投資であり、欠くことができない重要な事業であると考えています。 東近江市民クラブ 浅居 笑 誰にもやさしい公共交通を Q  東近江市地域公共交通計画について、  ①策定する必要性と期待される効果は。  ②運転免許証の自主返納者へ、公共交通の利用転換を促す取り組みは。 A   ①公共交通は重要な都市基盤であり、将来にわたって維持存続していくためのマスタープランが不可欠であることから、この計画を策定しました。まちづくりに不可欠なライフラインとして位置づけることで、施策の推進に必要な支援を国などから有利に受けることが可能になります。  ②ちょこっとバス新路線の運行や、ちょこっとタクシー運行エリア地域の大幅拡大、各種無料乗車キャンペーンなど、運転免許を返納した後も不安なく気軽に公共交通を利用していただくためのさまざまな工夫を重ねているところです。 Q   小学校の校庭の芝生化について、課題と今後の対応は。 A  ボランティアの高齢化や人員不足、年数の経過による芝生の剥げ、雑草の増加、散水設備の劣化などの課題があります。対策として、専門業者の指導を仰ぎ、作業の効率化による負担軽減を図るなど地域の方々に関わってもらいやすい環境を整えるとともに、状況に応じたメンテナンスを行い適切な維持管理に努めていきます。 東近江市民クラブ 森田 德治 発見「エジソンからの手紙」 Q   「エジソンからの手紙」の発見について、  ①手紙の一般公開だけでなく、ガリ版とコラボした事業展開は。  ②県は多くの事業について市との連携に言及しているが、市の考えは。 A   ①印刷業界や観光部局などからは、国立科学博物館のデータベースへの登録や他館への資料提供、東京日本橋にある「ここ滋賀」からは、エジソンの手紙と共にガリ版の歴史を紹介する展示企画などの提案をいただいています。市では、来年度、エジソンの手紙を含むガリ版伝承館の興味深い資料を紹介する特別展示を予定しています。  ②県立美術館や図書館での展示やガリ版体験など、県から前向きな考えが示されたことを受け、市としてもこれを好機ととらえ、県と共に、ガリ版文化の一層の魅力発信に努めます。 Q   ガリ版伝承館の活用方法、指針についての見解は。 A   ガリ版文化の聖地、すなわち日本の印刷産業史における貴重な場所として、ガリ版文化の魅力を発信する拠点です。今日まで市が人と予算を投じ、ガリ版文化の灯を消すことなく懸命に取り組んできた経緯も踏まえ、今後も継続してガリ版文化の継承に取り組んでいきたいと考えています。