■12月3日〜9日は、「障害者週間」です。 ●障害は特別なものではない  障害者週間は、障害や障害者への関心と理解を深め、障害者の社会参加意欲を高めることが目的として設けられています。  障害には、身体障害、知的障害、精神障害、その他心身機能の障害、日常生活や社会生活が困難になっているものなどさまざまな種類があり、同じ障害でも個人によって症状や程度にも違いがあります。また、生まれつきの病気による先天的な障害と病気や事故などによる後天的な障害があり、誰にでも生じる可能性がある身近なものです。  本市の障害者手帳所持者数は、6566人(令和4年10月末時点)。これは市民の約6パーセントに当たり、約17人に1人が障害者手帳を持っていることになります。  障害のある人もない人も個性を尊重し、支え合える社会にするためには障害を正しく理解し、一人一人に合った配慮を行うことが大切です。  今回は、医療的ケアを必要とする人の1日の様子を通して、どのような配慮が必要なのか知り、私たちにできることを考えてみましょう。 問=障害福祉課 IP=050‐5801‐5640 ファクス=0748‐24‐5693  9:00 送迎 楽しい一日のはじまり♪  10:30 レクリエーション 毎月楽しい催しを開催!  12:00 医療的ケア お腹からご飯を食べています  14:00 自由時間 天気が良い日は散歩に行きます ●医療的ケアとは  日常生活や学校生活で日常的に継続して行われる人工呼吸器による呼吸管理や喀痰吸引(口腔内や鼻腔内の痰を吸引すること)、経管栄養(チューブなどを通して胃や腸に栄養剤を注入すること)などの医療行為を指します。 ●インタビュー ・東近江重症心身障害者通園第2くすのき 管理者 林 綾さん  くすのきの皆さんは、重い障害があっても、毎日を楽しく伸び伸びと過ごされています。言葉や表情で気持ちを伝えにくい利用者さんも多いので、バイタルサインや視線、体の動きのわずかな変化にも気付けるよう、アンテナを張り、支援を行っています。  地域とのつながりを大切にし、くすのきの仲間のことをより多くの人に知ってもらいたいです。 ・東近江重症心身障害者通園第2くすのき 保護者会副会長 高木 数美さん  人工呼吸器を装着している子どもがいます。毎日の生活の中で医療的なケアが必要不可欠ですが、行政と福祉サービス事業所が連携したさまざまな支援を受けることができるので、安心して暮らしています。  日中は外出でき、くすのきでの活動を通して仲間と楽しみ、元気に過ごせていることに感謝の毎日です。 ●取材先の紹介 社会福祉法人くすのき会  「末長く地域で暮らし続けていくために」という基本理念をもとに、障害を抱えながらも、本人らしく、いきいきと過ごせる場の提供を目指されています。 住所 五個荘竜田町550番地 電話 0748-29-3150 ●知ってください、あなたの支援が必要です。 ヘルプマーク  外見では分かりにくい障害や病気などで、援助を必要としている人のためのマークです。  ヘルプマークを身に着けた人を見かけたら、電車・バス内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします 。  ・商業施設などで声をかける   突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な人や、立ち上がる、階段の昇降などの動作が困難な人がいます。  ・電車・バスの中で席を譲る   外見は健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な人がいます。