歩き、そのしんどさやそれを上回る楽しさを体験することで、里山の豊かさや価値を肌で感じ、五感を磨き、達成感を味わうという、現代の子どもたちに重要な体験の場を提供することにあります。
　同時に森林をはじめとする自然環境の価値を社会全体が見失いかけている今日において、あらためて森林資源の再評価や生物多様性の重要性を認識することができる場として活用を図っていきたいと考えています。


文化スポーツ学研ゾーン構想とは
Q　（仮称）黒丸ＳＩＣ設置と、その周辺の道路整備、（仮称）東近江市文化スポーツ学研ゾーン構想にかける市長の思いは。
A　近畿圏、中京圏さらには北陸圏を結ぶ交通の重要な結節点に位置する本市の地理的優位性を生かして、さらなる躍進を図るための重要な施設であることから、引き続き国や県、ＮＥＸＣＯ西日本と連携し、令和９年度の供用開始を目指して着実かつ迅速に整備を推進していきます。
　スマートインターチェンジの整備効果を最大限に発揮するためには、渋滞などの地域課題や地域の利活用を見据えた周辺道路の整備は欠くことができません。アクセス道路の整備を進めるとともに、（仮称）東近江市文化スポーツ学研ゾーン構想の検討の中で周辺道路の整備についてもしっかりと考えていきます。
　布引エリアには文化スポーツに関する施設が集積しており、国民スポーツ大会の開催など、今後より一層の機能強化が期待されていたところに、（仮称）黒丸スマートインターチェンジの設置が決定されたことから、相乗効果を発揮し、布引エリア全体の発展を考えるべく構想策定の取り組みをスタートさせたものです。
　また、このエリアにさまざまな機能を｢文化スポーツ学研ゾーン｣として整備することは、本市の未来に劇的な変化をもたらすものと確信しています。たいへんスケールの大きな構想であるため、全体像を考えながら、早期に実現可能な事業や優先度の高い事業から着手し、段階的に取り組みが進められないか検討しているところです。
　東近江市のさらなる発展のため、新しいニーズや手法を取り入れながら、構想の実現に向けた取り組みをしっかりと進めていきます。


副市長２名制の目的は
Q　副市長２名制と行政組織改革による「強く豊かな東近江市の実現」に向けた職員の総合力の発揮について市長の思いは。
A　副市長の定数改正については、これまでの多岐にわたる取り組みを深化させ、本市の成長につながる政策のさらなる推進や課題の円滑な解決を図るため、定数を２人以内としたものです。
　継続中の施策を円滑かつ迅速に推進するとともに、大型のプロジェクトを強力に進めるため、新たに選任する副市長には、現副市長と分担しながら、重要施策推進の指揮監督を担ってもらいたいと考えています。
　行政組織の改革につきましては、現在の市民環境部と健康福祉部を改編し、新たに「市民部」「環境部」「健康医療部」「福祉部」の４部を設置します。各部の専門性を高めるとともに、意志決定の迅速化を図り、さらなる施策展開を推し進めていきます。


太陽クラブ
安田　高玄

近づく、国スポ・障スポ
Q　令和７年秋に滋賀県で２度目となる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会が開催される。本市では、サッカー・ボクシング・軟式野球・ソフトボール・カヌー・ゴルフ・自転車・グランドソフトボールが主会場となる。
　令和５年度予算では、国スポ・障スポ競技会場施設整備事業に９１８２万円、大会推進事業に３０１５万円が計上されている。
　令和７年の本大会開催にあたって、この期を逃さずスポーツ熱を上げ大会を盛り上げると同時に、スポーツをより身近に感じてもらえる場とすることが重要と考えるが、
　�@令和５年度で会場施設整備は完了するのか。
　�A大会推進事業の内容は。
A　�@本大会が開催される令和７年度まで継続して実施する予定です。
　�A主に先催県への視察経費やリハーサル大会、本大会開催に向けた競技会場レイアウトの設計業務を予定しています。
　また、より多くの市民の皆さんにこの大会を知っていただき、地域が一丸となって大会を盛り上げていけるよう、市広報紙や新聞広告への掲載、特設ホームページの運営や啓発看板の作成など、大会をＰＲする予算を計上しています。


組織改編の目的は
Q　議案第13号「東近江市事務分掌条例の一部を改正する条例」について、
　�@市民環境部および健康福祉部を改め、新たに市民部、環境部、健康医療部および福祉部を設置するとのことだが、改編理由と新しい組織への思いは。
　�A改編される部局は窓口業務が多く、混乱が生じるのではないかと危惧される。来庁する市民への案内および対応はどのようにするのか。
A　�@今回の組織改編は、総合計画の実現に向けて、市政の課題に一層迅速かつ的確に対応し、政策および施策のさらなる推進を図るために行うものです。
　各部の専門性を高めるとともに、意志決定の迅速化を図り、各施策を強力に推し進めようとするものです。
　�A市役所本館と新館の正面玄関に庁舎の案内表示を行います。また、職員一人一人が親切丁寧な応対を心掛け、来庁者サービス向上に努めていきます。
　また、今回の改編で新たに設置するものではありませんが、以前から総合案内に２名の職員を配置しています。
　さらに一昨年から新館１階にフロアコンシェルジュとして、知識や経験豊富な再任用職員を配置して、円滑な対応や案内に努めています。来庁された皆さんが戸惑われることのないように適切な対応に心掛けたいと思います。