東近江市民クラブ 西澤 由男 Q 野口謙蔵、外村繁および近江商人について、  @アーティストインレジデンス事業の概要は。  A野口謙蔵の生家を芸術家の逗留施設として改修し活用する考えは。  B外村繁原作の舞台『鵜の声がきこえる』は、劇中でガリ版にも触れ、まさに東近江所縁の演劇である。秋季芸術祭や市政20周年記念に上演してはどうか。 A @野口謙蔵記念館を改修し、公募した作家が地域交流の中で創作活動を行い文化振興を目指す事業です。レンタルアトリエとしても貸し出す計画です。  A今回は生家の改修工事は含みませんが、今後事業の状況を見て検討します。  B本市には優れた文化芸術を生み出す風土があることを市民に知っていただくまたとない絶好の機会になると考えますので、今後多くの市民が演劇を鑑賞できるよう検討していきます。 Q 「森の文化博物館」ではなく「山の文化博物館」の方がふさわしいと考えるが、市の見解は。 A あくまで仮称であり、5年度の博物館基本計画の策定の中で目的に沿った名称を検討していきます。 東近江市民クラブ 森  鉄兵 Q 農業のひとつの手法である有機農業という分野を今後の望ましい農業として国が公的に推奨する理由や根拠を理解できる農家は少ないのではないか。本市における「みどりの食料システム法」についての見解は。 A 国がみどりの食料システム戦略で定めるように、有機農産物を求める消費者ニーズは年々高まりを見せており、将来的には本市においても、有機農業の取組面積を拡大していく必要があると認識しています。しかし、現段階においては栽培技術の改良や機械による体系化、指導体制の構築など多くの課題があることから、これらの解決が必要と考えています。引き続き地域特性を生かした有機農業産地づくりについて検討をしていきます。 Q 耕畜連携について本市の見解は。 A 化学肥料の高騰が長期化する中で、県内における未利用の堆肥の活用が求められていることから、堆肥のペレット化など、その広域利用などについて県やJAとともに検討していきます。 東近江市民クラブ 西ア  彰 Q 1月の大雪による影響について、  @JR能登川駅で普通電車が約10時間足止めとなったが、乗客に対する本市の対応は。  A水防と同様に、組織的に対応する雪寒体制を整える必要があるのでは。 A @1月25日早朝にJR西日本に連絡を取り、帰宅困難な乗客約100人が車両内に残されていること、乗客や運転手に体調不良者がいないこと、JR西日本として特に支援の必要はないことを確認しました。また、能登川消防署へ駅の状況を報告し、体調不良者が出た場合は、すぐに緊急搬送できるよう情報共有を図りました。さらに、やわらぎホールを緊急休養所として確保し、帰宅困難者の受入れ準備を行いました。  A道路の積雪や凍結の恐れがある場合に、本庁および支所で雪寒配備体制を構築しています。さらに大雪により道路交通機能のまひや家屋の倒壊など、市民の生命財産やライフラインに被害がおよぶ恐れがある場合には、地域防災計画に基づき風水害と同様に災害警戒体制へ移行することになっています。 東近江市民クラブ 西村 和恭 Q 今議会に提案された開発許可の基準等に関する条例の一部を改正する条例案について、市街化調整区域内の開発行為の用途に、分譲住宅、賃貸住宅、共同住宅を追加した目的は。 A 分譲住宅の開発行為は、自治会や市民から「若者や子育て世代が集落内に住み続けることができる住宅地の開発ができないか」といった要望もあり、集落内に住み続けたいと思える優良な住宅地を形成することで、流出抑制と定住化を図れるのではないかと追加しました。  賃貸住宅については、空家の所有者が自己用住宅を賃貸住宅に用途変更できるようにして、これまで以上に空家を利活用できるようにするためです。  共同住宅については、市街化調整区域の若者が、集落を離れて共同住宅に転居している傾向があることから、少しでも集落に残ってもらえるように追加しました。戸建住宅だけでなく、共同住宅という選択肢を増やすことで、集落外からの人の増加にもつながるのではないかと期待しています。 東近江市民クラブ 市木  徹 Q 公共施設などを整備する際に、長期にわたる財政の平準化と市民サービスの向上を考えれば、民間活力・民間資金の導入、すなわちPFIは不可欠である。PFIについてどこまで研究しているのか。  また、市が民間活力を導入するなら資金ファンドをはじめ、さまざまな民間情報を得る必要がある。本市の情報収集能力に対する所見は。 A 今後ますます厳しくなる財政状況の中、大規模なプロジェクトや施設の整備に当たって、有効な手法であるかどうか考える必要があることから、関係施設への視察やその手法に係る情報収集に努め、最適な整備、管理運営方法について研究を行っているところです。  市の情報収集については、情報の大切さを強く意識をしており、随時各部署において各種施策に係る情報収集に努め、得られた情報については横断的に共有を行い、施策の推進にあたっています。 新政無所属の会 中村 和広 Q 私自身がアキレス腱を切ったことで、松葉づえと車椅子生活を経験した。あるコミュニティセンター入口にあるスロープの幅、勾配は、車椅子で入るには使い勝手が悪いと感じた。  公共施設のユニバーサルデザインやバリアフリーについて、スロープ規格に則った整備をされているが、スロープの使い勝手が悪いと感じるコミュニティセンターはあるのか。 A すべての施設のスロープは「だれもが住みたくなる福祉滋賀のまちづくり条例」に基づく施設整備マニュアルを基準に設置しています。 Q 市の総合計画では、コミュニティセンターの適正な管理運営について、「老朽化が進行している施設があり、計画的な改修が必要」とされているが、令和5年度予算では、コミュニティセンターの建替え、改修の計画はあるか。 A 湖東コミュニティセンターの改修工事、市辺コミュニティセンターの改築設計の経費を予算計上しています。