■記号は、対=対象 問=問合せ IP=IP電話 時=日時 場=場所 申=申込み ■「公共交通」という選択 ちょこっとバスでちょこっと行ってきます。  電車やバス、タクシーなどの公共交通は、通勤・通学、買い物、通院など私たちの日々の生活にとって身近で欠かすことのできない乗り物です。今回は、毎日の暮らしにもっと公共交通を取り入れてもらうための取組などを紹介します。 ◆公共交通を利用するメリット ●公共交通で環境にやさしいダイエット  電車やバスを利用すると、駅や停留所、目的地まで歩いたり、階段を昇降したりと運動量が増えることになります。車移動を減らして消費カロリーを増やしましょう。 東近江市保健センター 保健師 吉澤 絢葉さん  「歩く」ことは全身運動なので、エネルギー源として「体脂肪」が使われやすく、ダイエットに有効です。  日頃の移動手段をバスと徒歩に変えてみることで、毎日できるちょっとした健康づくりを始めてみましょう! ●公共交通で高齢者の事故防止と健康づくり  75歳以上の交通事故による死者数は増加傾向にあります。公共交通を利用して、安全に移動し、健康も増進しましょう。 東近江市保健センター 保健師 梅辻 はる香さん  年齢とともにフレイル(病気ではないが、加齢による筋力や心身の活力が低下する状態)が進行すると、運転に対して不安が出てくると思います。フレイルは「運動」「栄養」「社会参加」の3本柱で予防できます。公共交通でおでかけしてフレイル予防してみませんか? ◆本市の取組  日々の生活でマイカー移動だけでなく、公共交通も利用するきっかけづくりとして、小学校や自治会行事、高齢者サロンなどに出向いて、公共交通の利用方法などについて紹介をしています。 ●ちょっときてえな講座  ちょこっとバス・ちょこっとタクシーの利用方法や公共交通を利用したお出かけ方法などを紹介しています。 下麻生自治会 片岡 千恵子さん、片岡 せつ子さん、石岡 万代さん  ちょっときてえな講座で教えてもらった方法でちょこっとタクシーに乗ってみました。簡単に予約ができて、便利でした。片道200円で利用できるので、免許も返納したしこれからも利用していきたいです。 ●交通環境学習  授業では、バスの乗降体験や公共交通を利用する際のマナーなどを学習しています。授業後には、校外学習で公共交通を利用している学校もあります。 愛東北小学校 教諭 澤井 宥里佳さん  小学2年生の生活科の授業で交通環境学習を実施しています。  子どもたちが実際にバスを見たり、乗り降りを体験したりすることで子どもたち自身の生活に公共交通を取り入れるきっかけになってほしいと思っています。 ◆公共交通をもっとお得に!  本市では公共交通をお得に利用できる補助金交付とキャンペーンを実施しています。ぜひ利用してください。  詳しくは、市ホームページを確認してください。 ●受付中 近江鉄道・路線バス通学利用促進補助金 対象:市内在住で、近江鉄道(鉄道・路線バス)を利用して通学している中学生または高校生がいる世帯 申請期間:令和6年3月31日(日)まで   ●近江鉄道全線乗車キャンペーン 期間:9月15日(金)〜11月26日(日) 金・土・日曜日・祝日限定 料金:大人500円、こども100円で近江鉄道全線が乗り放題 ※数量限定につき、なくなり次第終了します。 ●ちょこっとバス学生応援お試しキャンペーン 期間:9月1日(金)〜14日(木) 学生証を見せるだけで運賃が無料 期間:9月1日(金)〜30日(土) アンケートに答えると学生回数券が半額 対象:中学生、高校生、大学生、専門学校生(市内外は問いません。) ◆なくてはならない公共交通をみんなで守り育てよう  「今は自動車の運転ができるのでバスや鉄道は利用しないが、運転できなくなったときのために必要」と考える人は多いものの、利用者が減少すれば今までどおりの運行ができなくなっていきます。  「いざ必要になったときにバスや鉄道がなくなっているかもしれない」という危機感を私たち一人一人が持ち、公共交通を守り育てていくことが移動手段を未来に残すことに、ひいてはまちのにぎわいを残すことにつながります。  マイカーでの移動は便利ですが、公共交通には事故防止や健康増進などのメリットもたくさんあります。昨年4月からは、市街地を循環するちょこっとバスも新たに運行しています。この機会に、バスや鉄道を使って通勤や買い物をしてみる、月に何日かは公共交通を使ってみるなど、ちょっとしたお出かけに「公共交通」を選択してみてはいかがでしょうか。 問=公共交通政策課 IP=050‐5801‐5658 ファクス=0748‐24‐1249