■記号は、対=対象 問=問合せ IP=IP電話 時=日時 場=場所 申=申込み 地域医療を支える人材育成 4月開設 滋賀学園高等学校 看護科・看護専攻科 びわこリハビリテーション専門職大学 八日市キャンパス  地域医療連携推進法人東近江メディカルケアネットワークには、医療従事者などを育成する2つの学校法人が参画しています。今回は、医療従事者などの人材育成に向けた施設をこの春から市内に開設された学校法人の取組を紹介します。 ■問合せ 地域医療政策課 IP電話 050-5801-5664 ファクス 0748-24-1052 ■医療従事者不足の深刻化  日本では、今後急速に人口が減少するとともにますます高齢化が進行します。5人に1人が75歳以上となる「2025年問題」などの影響によって、医療・介護ニーズが増大し、医療従事者の不足がより深刻化します。このことから、地域医療の体制強化が必要です。 ■地域で創る総合病院  本市では、こうした背景から、令和4年4月に行政主導では県下初となる「地域医療連携推進法人東近江メディカルケアネットワーク」を発足。医師会や医療法人、地方公共団体などが連携を図りながら、地域で良質な医療を提供する「地域で創る総合病院」を目指しています。  安全で質の高い医療を提供し、誰もが安心して受診でき、より健やかに笑顔で暮らせるまちづくりを目指すため、医療従事者などのさらなる確保に向けた取組の支援を行います。 ■地域医療連携推進法人東近江メディカルケアネットワーク  将来にわたり持続可能で強固な医療体制の構築に向けて、3市町(東近江市、日野町、竜王町)、東近江医師会、医療法人、学校法人や個人など11団体が参加し、令和4年に設立された法人です。  地域住民に質の高い医療を提供することを目的として、医療機関相互の連携や介護事業を効率的に推進するために必要な医療連携推進業務を行っています。  地域の中で個々に役割や機能・専門性をもった医療機関が連携することで、患者さんが急性期から回復期を経て自宅に戻るまで、切れ目のない医療を受けることができるネットワークの構築を目指しています。 ■滋賀学園高等学校 看護科・看護専攻科 滋賀県初の5年一貫看護師養成課程を新設 地域医療に貢献する看護師に ●高等学校入学後、5年間で看護師国家試験を受験でき、最短で看護師を目指せます。 ●看護科から看護専攻科へ入学試験なしで進学できるため、看護師国家試験や専門分野ついて継続してじっくり学べます。 ●高校1年次から看護の知識と技術を基礎から学べます。 ●最短5年間で看護師を目指せるため、学費などの経済的な負担が軽減されます。  滋賀学園高等学校は、昭和59年に開校し40年目を迎え、今年4月には、県内高等学校では初となる看護科・看護専攻科を開設いたします。東近江医療圏には看護師養成学校がなく、慢性的な看護師不足であることが課題とされてきました。本校の看護科・看護専攻科は、看護の道を志す人たちが、いち早く看護師を目指せる新しい道筋となります。本校から地域医療に貢献する看護師を養成すべく、教職員一丸となって、真摯に取り組んでまいります。 学校法人滋賀学園 森美和子 理事長 ■びわこリハビリテーション専門職大学 近江鉄道八日市駅前に八日市キャンパスを新設 地域連携の拠点として ●滋賀県初の言語聴覚療法学科を新設。医療機関だけでなく保健や福祉施設、教育機関など幅広い領域で活躍する言語聴覚士を目指せます。 ●市の中心市街地に新しくキャンパスを設けることで、学生はもちろん地域の人の学びの場としても活用していきます。 ●地域と連携した授業なども検討し、中心市街地の活性化にも寄与します。  びわこリハビリテーション専門職大学は、県内唯一の理学療法士、作業療法士の養成学校として令和2年4月に開学しました。この4月には新たに言語聴覚療法学科を開設し、県内のリハビリテーション専門職の養成の一翼を担っていると自負しています。令和6年4月からは、東近江市の中心市街地である八日市駅前に、学生の教育のみならず、地域連携の拠点として近江鉄道八日市キャンパスを開設し、より地域に貢献できる大学となるべく取り組んでまいります。 学校法人藍野大学 小山英夫 理事長