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五個荘金堂の町並み保存

[2014年12月26日]

ID:869

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湖東平野の農村集落の町並み保存

ふるさとを大切にする思いが築いた町・五個荘金堂

東近江市には、優れた歴史的町並みが多く残っています。その中でも五個荘金堂地区は、近代日本経済の基礎を築いた近江商人の発祥地として広く全国に知られ、現在も商人たちの本宅と伝統的な農家住宅が調和のとれた美しい町並みをつくり出しています。

金堂の歴史は古く、奈良時代に寺院が建てられていることからも、古代神崎郡の中心地の一つであったと思われます。しかし、現在の集落の基礎ができたのは江戸時代に入ってからで、大和郡山藩の金堂陣屋を中心に古代の条里制地割に沿って、弘誓寺や勝徳寺・浄栄寺などが周囲に配置され、集落が形成されました。

金堂の近江商人は、主に江戸時代後期から明治・大正・昭和戦前期にかけて、呉服や綿・絹製品を中心に、革新的商法によって商圏を全国に広げました。

現在でも、この地にルーツを持つ老舗の繊維商社が活躍されています。

町並みの特徴

近江商人は立身出世しても郷里を忘れることなく、金堂の本宅を守り、進んで社寺に寄進して、集落全体として調和のとれた格調高い町並みを作り育ててきました。

商人本宅は、広大な敷地を板塀で囲み、内部に切妻や入母屋造りの主屋を中心に数寄屋風の離れや土蔵・納屋を建て、池や築山を配した日本庭園をもつのが特徴です。

農家住宅は、茅葺屋根の主屋と納屋等を持つ伝統的な形式です。

いずれも屋敷内にかわとやあらいとなどで水路の水を引き込み、生活用水に利用していました。


近江商人博物館のホームページ(http://omishounin.boy.jp)をご覧ください。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定


平成10年(1998)12月25日、五個荘金堂の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

選定理由は、金堂の町並みは古代条里制地割を基本とし陣屋と寺院を中心に形成された湖東平野の典型的な農村集落で、近江商人の本宅群と伝統的な農家住宅がともに優れた歴史的景観をよく伝え、我国として価値が高いとされています。

作家の司馬遼太郎氏は、金堂を訪れた時、この町並みの印象を「たがいに他に対してひかえ目で、しかも微妙に瀟洒な建物をたてるというあたり、施主・大工をふくめた近江という地の文化の土壌のふかさに感じ入ったのである(出典 「街道をゆく」近江散歩)」と、表現されています。

ぜひ一度、五個荘金堂の町並みを散策して、「近江という地の文化の土壌のふかさ」を体感してみてください。

町並み保存事業


五個荘金堂の町並み保存事業は、レトロ感覚の時代村造りではありません。優れた歴史文化を身近に感じながら暮らし続けること、これが地域の人びとの誇りとなり、地域のアイデンティティとなり、より豊かな現代のまちづくりへと生かすための事業です。

このためには、地域の人びとが行政や有識者などさまざまな人びとと一体となって、災害に強い町づくり(防災事業)、コミュニティ豊かな町づくり(ふれあい促進事業)、活力溢れる町づくり(地域活性化事業)、魅力深い町づくり(生涯学習事業)、美しい町づくり(修理修景事業)を進めなければなりません。目指すのは、五個荘金堂らしい町づくりです。

お問合せ

東近江市役所教育委員会歴史文化振興課

電話: 0748-24-5677  IP電話:050-5801-5677

ファックス: 0748-24-1375

お問合せフォーム

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