自然や景観の美しさを切り絵で伝える切り絵作家 奥居匡さん
[2018年9月6日]
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切り絵作家 奥居 匡(おくい ただし)さん(鯰江町)
自然や景観の美しさを切り絵で伝える切り絵作家
作品を手に取る奥居さん
切り絵は、さまざまな種類の紙をデザインナイフやカッターナイフで切り抜き、色や柄の違う背景を重ねて貼り付けていきます。筆などで描く絵と違い、独特の雰囲気を醸し出し、やわらかな曲線が描けることも魅力です。
奥居さんが切り絵を始めたのは大学2年生の時で、大学の友人に誘われて自費出版で絵本を制作したことがきっかけです。自己流にも関わらず、初めて制作した切り絵の作品は周囲からの評判が良かったことから、本格的に切り絵作家としての道を歩み始められました。
繊細な切り抜き作業
3週間の作業で完成した作品
「いろんなものを作品の題材にしていますが、生まれ育った東近江市の自然や景色が無意識に作品のもとになっています。自分の中に残っている風景をイメージしながら作品に表現しています。それぞれの作品の中にある物語を見つけてほしい。」と話す奥居さん。
年に数回、全国で展覧会を開催しています。展覧会では多くの人に切り絵の楽しさを伝えていきたいと考えており、切り絵体験教室も開かれています。
今後は、絵本などの作品を通じて、たくさんの人に感動を与えられるような切り絵の作品を作り続けたいと考えておられます。