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【5月4日(祝)】伊庭の坂下し祭が開催されました

[2019年5月10日]

ID:10363

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―3基の神輿を急斜面の岩場から下ろす奇祭― 「伊庭の坂下し祭」開催

 5月4日(祝)、伊庭町の繖山(きぬがさやま)で3基の神輿が下る県下有数の奇祭、「伊庭の坂下し祭」が行われました。
 この祭は、繖山の山頂付近にある「繖峰三(さんぽうさん)神社」から、距離にして約500m先の麓の大鳥居までを若衆が神輿を下ろす神事で、滋賀県の無形民俗文化財として選択を受けています。神輿はそれぞれ「三ノ宮(さんのみや)」、「八王子(はちおうじ)」、「二ノ宮(にのみや)」と呼ばれ、最も重いもので500kgにもなると言われています。


 正午に神移しの神事が執り行われ、その間若衆の拍手が境内に鳴り響きます。神輿は、「三ノ宮」、「八王子」、「二ノ宮」の順に出発し、威勢のよい掛け声とともに坂を下ります。
 それぞれの神輿には、若衆に入り初めて坂下しを行う「初山(はつやま)」と呼ばれる少年を、見せ場となる急斜面、巨石の続く足場の悪い難所〈屏風岩(びょうぶいわ)や台懸岩(だいがけいわ)、二本松(にほんまつ)と呼ばれる箇所〉で神輿の先頭に乗せることから、さらに緊張感が高まります。初山の一人である少年は「神輿の振動で体が痛かったけど楽しかった。来年も参加したい」と話しました。それぞれの難所では、皆が呼吸を整え、「ヨイトコセーノ、ソレ」の大きな掛け声とともに、勇壮に神輿を下ろし、無事通過すると見物客からは歓声とともに大きな拍手が送られました。


出発前の参拝
観客に見守られながら急斜面を下る神輿
初山を乗せて急斜面を下る神輿
急斜面を下る神輿

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