【9月22日（祝）】第34回女性のための森ですごす素敵時間

　9月22日（祝）、河辺いきものの森で”女性のための森ですごす時間”「森の植物・葛(くず)でハンカチを染めよう！」が開催され、市内外から8人の女性が参加しました。

　これは、特定非営利活動法人里山保全活動団体遊林会(ゆうりんかい)が女性の皆さんに森の自然に触れ、楽しみながら自然や地域の魅力を知ってもらおうと平成29年10月から企画されているもので、今回で34回目を迎えました。

　午前中、参加者は同会メンバーの熊木香(かおり)さんの案内で河辺いきものの森を約1時間かけて散策しました。道中、森で生息する植物や昆虫の説明を聞いたり、どんぐりの実を拾ったりしながら歩きました。その後、里山保全活動を兼ねて、今回染め体験で使う葛刈りも行いました。

　午後からは、葛を使った染色体験。約40センチメートル四方の布にビー玉や輪ゴムを使って模様づけの作業をした後、葛を入れて煮立った鍋の中に布を入れて煮込むこと約2時間。染め上がるのを待ちました。

　待っている間に、午前中に森で拾ったどんぐりを使った工作を楽しみました。参加者の皆さんは、自分で拾ったどんぐりにペイントしたり、拾った枝にどんぐりをボンドでくっつけたりして、かわいいオリジナルキャラクターを作りました。

　工作を楽しんでいる間に2時間が経過し、自分たちで染めたハンカチが完成。植物から出る自然の色は優しく、柔らかなグリーンの色合いに染まったハンカチの出来栄えに皆さんの顔は笑顔であふれていました。

　初めて参加した参加者は、「自然に触れることができ楽しさを満喫できた1日でした。素朴な中にもきれいな色に染まったハンカチは宝物です」と笑顔を見せていました。