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垣見町の共同アトリエで制作活動する画家 藤野裕美子さん(東沖野二丁目)

[2018年10月25日]

ID:9400

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垣見町の共同アトリエで制作活動する画家 藤野裕美子さん 東沖野二丁目

画家 藤野裕美子(ふじの ゆみこ)さん 東沖野二丁目

 作品を制作する藤野さん

 子どものころから風邪をひいたときでも絵は描けるというほど、絵を描くことが大好きだった藤野さん。日本画への興味は、中学3年生のときに日本画家の垣見真由美さんのアトリエに行ったことがきっかけです。垣見さんの写生は、まるで生きているよう。いろんな角度から観察して描くという姿勢を学びました。

 日本画材の数々

 大学院生時代から、長年、人の身体の一部分をクローズアップした絵画作品を描いていました。転換期は、遠い親戚の古民家を訪れた際に、トイレに行こうと迷い込んだお風呂場です。目を見張るようなタイル細工の装飾性に一瞬で魅せられたそうです。質素な日本家屋の中にある色彩豊かなお風呂場。ひび割れ、ひずみ、しみなど、生々しく残っている暮らしの痕跡、置き去りにされた建物の生気、朽ちて変容していく光景など、人の手を離れた場所に身を置いて、それらを見つめ取材することから作品作りが始まります。
「垣見さんが教えてくれた、ものをいろんな角度から見ること。観察することの大切さ。屋根でも机でも、日常のなかのすべてのものに興味深い、大切なエピソードが内包されているように感じる」と話されます。

 作品をまえに、観察することの大切さについて語る

 大学院修了後の4年間は、自分が作っていきたいもの、方向性、ポジショニングを見つめるため、一人で描いておられましたが、垣見町にある共同アトリエ「Soil」をメンバーとともに立ち上げ、自宅のアトリエから活動拠点を移し、同時代の作家と環境を共有しながら制作されています。「頭の中に思い描いている作品のイメージがたくさんあります。ひとつずつ丁寧に描き、発表し続けたい。作品を見た人がいつか経験したような、記憶をふと思い出すような作品を制作したい」と目を輝かせる藤野さんです。

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