正副議長あいさつ

このたび、東近江市議会の議長ならびに副議長の要職に就任し、身に余る光栄に存じますとともに、その職責の重さに身の引き締まる思いです。

さて、今期から議員定数が3減り、22人となりました。適正な議員定数の議論は、議会改革の一環として取り組んだものですが、定数を削減したことで、行政の監視機能、市民の意思反映、政策立案と提言などの議会の役割がおろそかになり、議会活動が停滞することになれば本末転倒。また、議会改革は定数削減の議論だけで終わるのではなく、これら議会の機能をさらに高めていくために、全議員が一丸となって努力を続けていかなければならないと思っています。

今回の市議会議員選挙の投票率は、定数が削減され激戦と言われながらも、前回の選挙より3ポイント低い過去最低の45.08パーセントでした。この結果に強い危機感を持っています。議会が市民にとっての役割を果たせているのか、市民の声に耳を傾ける議員活動ができているのか、わたくしたち議員に突き付けられた大きな課題だと受け止めています。

「着眼大局、着手小局」「事は小なりといえども為さざれば成らず」。取り組むべきは大きな視点で、しかし物事は小さくても、行わなければ完成しない、という教えです。小さなことからコツコツと。一人一人が、市民の皆さんから頼られる議員を目指し実直に行動してまいります。そして必ずや、4年後の市議会議員選挙では議員活動への期待を高め投票率を上げるという強い使命感を持って市民のために働いてまいります。

東近江市議会の底力に強い関心を持って注目し続けてくださることをお願いします。

 

令和7年11月4日

東近江市議会議長　西村　和恭
副議長　青山　孝司