西堀語録

西堀榮三郎は、人を元気づけ、やる気を起こさせるのが大変上手かったと言われています。「西堀語録」とは、西堀の言葉をもっと多くの人に伝えるために、彼に学んだ人々らによってまとめられた語録です。ここでは、その一部をご紹介します。
探検の殿堂では、遊びながら西堀語録を学べる「西堀かるた」や、ポストカードを購入いただけます。
最初というのは必ず一度はあるのだ

「最初」というのは、だれにでも、どんなことにも必ず一度はあります。一度も経験したことがないことは、失敗の恐怖や不安がつきものです。しかし、一度でも経験してしまえば、知識や情報が得られて、二度目からは自信をもって行動することができます。
「とにかく、やってみよう!」という勇気が大切なのです。
体験で生きた知識を

西堀は、自分にとって本当に役に立つ知識は、自分が実際に体験してしなければ身につかないものだ、と考えていました。そのため、本を読んだり、人から話を聞くだけではなく、実際に現地に行って、自分で直接さぐり、しらべる、知見を共有することを生涯大切にしました。
若いころの夢はかなう

西堀榮三郎は11歳の時に、白瀬轟(しらせ のぶ)の話を聞いて「自分も南極へ行きたい!」という夢を持ちました。西堀は雪山登山で体を鍛え、寒さに耐える訓練を続け、アメリカ留学中は南極経験者を訪ね歩いて話を聞くなどの努力を続け、53歳で日本の南極地域観測隊の越冬隊隊長に任命されました。
夢を持つことだけではなく、夢を実現するチャンスが来たらそれを掴みとれるだけの知識と経験を積むことの大切さを説いています。
まぁいっぺんやってみなはれ

西堀には「人間は経験を積むために生まれてきた」という人生哲学がありました。良い経験も辛い経験もすべて「知識」にかえ、必要に応じて「知恵」としてアウトプットするという循環が「創意工夫」の源となっていました。
西堀の仕事に共通するキーワードは「パイオニアワーク」と「人格を認め、その人の個性を大切にすること」。誰にでも自分の考えや得意なやり方がありますが、それを引き出そうと励ました言葉が「まぁいっぺんやってみなはれ」だったのです。
感謝がすべてのモチベーション
人がやる気を出すのは、誰かの役に立ち喜んでもらったときや、自分のしていることが認められたときだと西堀は考えました。「ありがとう」と感謝されるとうれしいと思い、もっとがんばろうという気持ちが湧いてくるからです。
西堀は、隊長をつとめた初代南極越冬や、日本のモノづくりの現場においても、そこで働く人々たちのモチベーションをとても大切にしました。
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