ガリ版伝承館について

ガリ版伝承館は、「謄写版」(通称ガリ版)を発明した堀井新治郎父子と、ガリ版文化を紹介することを目的として、平成10年に開館しました。
明治時代に建てられた堀井新治郎家本宅を改修した施設で、主屋、洋館、土蔵などが残されています。館内では、堀井謄写堂に関する器材をはじめ、ガリ版の器材や印刷物、謄写版画などの作品を展示しています。

発明家として活躍した堀井新治郎父子は、明治27(1894)年に簡易な印刷器として謄写版を研究開発・発売しました。電気を必要とせず、安く、早く、大量に印刷できる謄写版は、明治期の印刷手段に大きな変革をもたらしました。ガリ版は、鉄筆でロウ原紙を削る際に「ガリガリ」という音が出ることから、この愛称で呼ばれるようになり、明治から昭和にかけて人々に利用され親しまれてきました。

新たな印刷機の登場により、現代では目にする機会が減少しましたが、手仕事ならではの温かみとレトロな質感は、現在も多くの人を魅了しています。ガリ版を知る世代には懐かしく、知らない世代には新鮮な魅力を感じていただける、ガリ版の歴史と文化に触れられる施設です。
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