日本画(第22回(令和8年度)東近江市美術展覧会入賞作品)
日本画部門 審査員:長谷川雅也
〈総評〉どの作品も思いが伝わり、優しい作風に作者の人柄が伺えました。身近にあるモチーフを描かれておられる方が多く、風土を大切にされている心持ちが感じられる作品が多く見受けられます。
市展賞

【命題】涼風のころ
【住所】東近江市
【氏名】辻節子
【特別賞】滋賀県芸術文化祭奨励賞
【講評】何気なさの中にとても優しい情緒ある作風が印象的です。モチーフをよく観察され、細部に渡り丁寧に描き進めておられ、好感の持てる良作になっています。
特選

【命題】薫風
【住所】彦根市
【氏名】牧野昌代
【特別賞】毎日新聞社賞
【講評】鳥一羽一羽の表情をとてもよく捉えておられ、葉の影に身を寄せる愛らしい存在がとても可愛らしく、作者の思いが伝わっています。背景を含む全体の印象からも鳥が生息する辺りの情景に思いが膨らみ良作となりました。
特選

【命題】老樹
【住所】東近江市
【氏名】野田俊江
【特別賞】京都新聞賞
【講評】老樹の佇む辺りの空気感及び湿度、香りまで感じられる様です。葉や背景の表現にも動きや心象が感じられ、情緒ある作品となっています。
佳作

【命題】光春
【住所】蒲生郡竜王町
【氏名】中江美鶴
【講評】晴色の背景に大輪の花が印象的です。花の白さを引き立てる作画の中、優しい落ち着いた白い花が作品の雰囲気を作り出しています。背景に馴染んだ葉の表現からも作画への作者の意識が感じられました。
佳作

【命題】碧き湖に抱かれて遡上を待つびわマス
【住所】東近江市
【氏名】谷郷ひさえ
【講評】水中からの目線が面白く、水面に感じられる射光により水中の深さも感じられる印象的な構図になっています。各々の魚の表情も豊かで個性が感じられ、良作となっています。
佳作

【命題】糀七
【住所】彦根市
【氏名】本田充
【講評】とても丁寧な仕事をされている中、固さや説明的な要素がなく、心象及び情緒の感じられる作風から作者の思いと制作に向かう姿勢が感じられます。細部の表現も柔らかく、良作となっています。
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