令和6年12月定例会
令和6年12月市議会定例会市長開会挨拶【令和6年11月27日】
令和6年12月市議会定例会開会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
本日、令和6年12月東近江市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多用の中、御出席を賜り誠にありがとうございます。
議員の皆様には、東近江市の発展と市民の福祉増進のため、日々、御活躍をいただいておりますことに厚くお礼を申し上げます。
今年も残すところあと一月となり、たいへん慌しい時期となってまいりました。
11月後半近畿地方に寒気が流れ込み12月並みの寒さになり、ようやく秋の深まりを感じ本市の紅葉の名所であります永源寺や百済寺をはじめ、石馬寺、太郎坊宮などでも木々が色づき見ごろを迎え、深まる秋を楽しもうと多くの観光客の皆様にお越しいただいております。
さて、政府は、11月22日に「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を閣議決定し、3つの柱を掲げました。1点目は、日本経済・地方経済の成長として「すべての世代の現在・将来の賃金・所得を増やす」、2点目は、物価高の克服として「誰一人取り残されない成長型経済への移行に道筋をつける」、そして3点目は、国民の安心・安全の確保として「成長型経済への移行の礎を築く」としております。今後、令和6年度第2次補正予算を国会に提出し、年内の成立を目指すとされております。特に今回の閣議決定では、いわゆる「103万円の壁」についても令和7年度税制改正の中で議論し、引き上げるとされており、この改正は本市の歳入にも極めて大きな影響を与えます。現在、新年度に向けた予算編成に取り組んでおりますが、こうした国の動向を注視しつつ、10年20年後も引き続き市民が夢を持ち続け、安心して暮らすことができるまちづくり、持続可能で質の高い東近江市を目指して各種施策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところであります。
それでは、10月市議会臨時会以降の主な事業について簡単に振り返ってみたいと思います。
11月3日には東近江秋まつりとして、市役所周辺において二五八祭を開催し、ステージイベントをはじめフリーマーケットやマルシェ、地元物産が並ぶ「物産まつり」、環境を考える「ECOまつり」などが行われました。当日は、天候にも恵まれ子どもから大人まで約4万5千人の人出でたいへんにぎわいました。
翌11月4日には、農林水産まつりを開催し、市内の農家の皆さんが丹精を込めて栽培された新鮮な野菜や特産物の販売、市内の高校生を中心としたステージイベント、東近江市産のお米の炊飯イベント、東近江市の地元農産物が当たるお楽しみ抽選会などを開催し、約7,200人の来場者でにぎわいました。秋まつりの開催に当たりまして御協力いただきました東近江青年会議所、市内4JA、農業委員の皆様をはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げる次第であります。
11月3日から5日には国スポリハーサル大会として第28回西日本軟式野球選手権大会が、また、11月9日と10日には女子野球 関東/関西/大学オールスターズイン東近江が開催されました。どちらの大会も全国各地から選手が参加し、非常にレベルの高いプレーが繰り広げられるとともに、無事に大会を終えることができ、本市で全国大会が開催できることを証明できたものと考えております。開催に当たりまして御尽力をいただきました関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
来年には国スポ・障スポ2025の8競技が本市で開催されます。今回の大会や来年の国スポ・障スポを通じて、トップアスリートの華麗なプレイに触れることで、市民がスポーツを身近に感じ、スポーツをする機会が増え、その裾野が広がることを期待するとともに、全国の皆さんに東近江市のすばらしさを知ってもらう機会になるよう努めてまいりたいと考えております。
11月10日には、中学生が地域の諸課題への関心を高め、郷土愛を育むとともに、市政や市議会の仕組みを学ぶ場とすることを目的に、中学生議会が開催されました。19人の中学生議会議員の皆さんは、7月の任命式後、現地視察、聞き取り調査など6回の事前研修を行い、議会当日には、19人の議員から福祉・教育・まちづくりに関することなど学生の視点から本市行政等に対する質問や提言をいただきました。自分たちの住むまちをより良いまちにしたいとの思いが詰まった提言の数々に胸を打たれたところであります。
中学生議会の開催に当たりまして御尽力をいただきました議員経験者の高校生アドバイザーの皆様と実行員の皆様、そして議員の皆様の協力に心から感謝を申し上げたいと思います。
11月16日には、第5回全国万葉故地サミット越前市大会に参加してまいりました。全国万葉故地サミットは全国の万葉にゆかりのある自治体が、万葉故地としての歴史文化遺産を末永く後世に継承することと、歴史・文化を通した相互交流を行うことを目的に開催されているもので、本市も額田王と大海人皇子の相聞歌の舞台となった「蒲生野」や山部赤人と関係深い「山部神社」「赤人寺」が所在することから、万葉文化に係る取組みなどを広く情報発信したところであります。本市の奥深い歴史を一つ一つ磨き上げ、それぞれの素材を地域の賑わいづくりに活用を図っていきたいと考えております。
11月17日には、八日市公設地方卸売市場でおいでやす日曜市を開催しました。
八日市公設地方卸売市場は昭和57年の開場から、長きにわたり東近江地域の食の流通拠点としての役割を担ってきたところであります。しかし、流通構造の変化により市場をとおして生鮮食品等が市民の皆さんに届く機会も減少してきております。そのような中、市場の存在や役割を知り、安心・安全な食品を地元の商店で買っていただき、市場を支えていただくために開催しているものであり、今年は新鮮な野菜や果物、鮮魚等の特売のほか、マグロの解体ショーが実施され、約4,000人の方に来場していただきました。来場者には卸売市場での買い物などを楽しんでいただくとともに市場を知っていただく良い機会になったものと考えております。
さて、本日、御提案申し上げます議案は、予算案件2件、条例案件6件、その他案件3件の合計11件でございます。
どうか慎重に御審議をいただきまして、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げ、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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