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地元学をはじめよう その2 「記録映画で地元学」記録映画「椿山 焼畑に生きる」上映会と対談 (2006年10月7日(土) 永源寺公民館ホール)
モンゴルの「もったいない」小貫:モンゴル人がですね、私は留学生を連れて店にいったんですね、「もう人がみんな平野に下ってしまってここを放棄しているんだよ。だからみんな潰れてしまったんだ、今は人は住んでいない」と言ったらね、モンゴル人が「もったいない」って言ったのね。モンゴル語で言いましたから、もったいないという言葉じゃないですけれども。 姫田:先生、その、モンゴル語でなんて言います? 小貫:ハイリユムっていうんですね。ハイルっていうのは、愛っていう意味もあるんですけれども、ユムっていうのはものっていう意味ですね。 姫田:ハイリウム? 小貫:ユムですね。ハイリーンとか言いますけどね、そう言うんですね。これは「もったいない」ということなんです。「こんなに緑があるのに、自分たちのふるさとはわずかしか草がないのに、これを棄てていくなんてもったいない」ということですね。だから、「もったいない」というのは滋賀県の中で言っている「もったいない」とまた違うんですね。向こうの人の言う「もったいない」の意味は。だから、我々は自分たちの国の生活のあり方だとか、そういうことをもったいないと考える時は地球規模でもう一度考える必要があるんじゃないかということをね、つくづく考えました。モンゴルの視点から見てくると、そういうことが感想でありましたけれど。
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