写真 Photograph(第10回(平成26年度)東近江市美術展覧会入賞作品)
2014
- 第10回(平成26年度) 10th
- 東近江市美術展覧会 An art exhibition
- 入賞作品集 A work of selected arts
写真部門 審査員:橋本 健次
<総評>
写真を写す魅力の一つに光がある。
入賞作の多くが、よく光を見、その物の状況や時間帯を的確に把握し、フレーミングに優れている。
同じ場所でも、写真になる時とならない時があることを知ってもらいたい。
市展賞
【命題】静寂の聖マリア教会 クロアチア・ブレッド湖
【住所】東近江市
【氏名】小梶 富士雄
【特別賞】東近江市教育委員会教育長賞
【講評】まさに静寂で、日が暮れていく時間帯の中、薄暗く輝く聖マリア教会が神聖な雰囲気をかもし出しており、ブルーの発色がよい。
特選
【命題】艶姿
【住所】東近江市
【氏名】藤江 紀子
【特別賞】NHK大津放送局賞
【講評】魚眼レンズにより、かなり誇張された作品でよく使うテクニックではあるが、車のボンネットに映り込む紅しだれ桜と青空が作品に艶を出した。
特選
【命題】秋の夕暮れ
【住所】東近江市
【氏名】大前 岳雄
【特別賞】京都新聞賞
【講評】曼殊沙華が夕陽でシルエットになっている。右の木も相当な大木で写真になる場所のようで、夕暮のグラデーションの中で、それぞれがうまく噛み合った。
特選
【命題】アフタヌーン(キョート ステーション)
【住所】近江八幡市
【氏名】菅井 明美
【特別賞】滋賀報知通信社賞
【講評】フレーミングのうまさが際立った作品で、駅ビルを2枚で構成されている。見慣れた風景もレンズワークにより写真になった。特に黒と青の中、少し赤が入ったことで、おしゃれな写真に仕上がった。
特選
【命題】笑顔と緊張
【住所】東近江市
【氏名】松木 喜代司
【特別賞】報知写真新聞社賞
【講評】祭りが始まる前の寸景で、緊張した女の子と2人のおばあさんの笑顔がすばらしい。少し画面が歪んだが、背景の黒バックがよく、3人がうまく浮かび上がった。
佳作
【命題】出番前
【住所】東近江市
【氏名】喜多 捷成
【特別賞】-
【講評】お化粧された男の子、たぶん初めて足袋をはかしてもらうのだろう。ややおどろいた表情と、母親の赤いペディキュアが今を物語っている。
佳作
【命題】泥にまみれて
【住所】東近江市
【氏名】北川 久美子
【特別賞】-
【講評】どろんこ遊びの写真はよく見るが背景の処理がうまく、成年達がほんとうに楽しく泥だらけになり、何もかも忘れている所をうまく写し止められた。
佳作
【命題】獅子の舞
【住所】愛知郡愛荘町
【氏名】林 武男
【特別賞】-
【講評】獅子舞の全体を写すのではなく、金色に輝く獅子の歯と天狗が持つ扇子の赤の発色がよく、作者の感性のすばらしさを感じる作品である。
佳作
【命題】赤い燈台
【住所】東近江市
【氏名】岸 洋子
【特別賞】-
【講評】多分横に流れる光跡は大型船であるように思われる。写した時間帯もよく、赤い灯台がすばらしい。長時間露光で見物人がブレたことが惜しまれる。
佳作
【命題】煌輝
【住所】東近江市
【氏名】横田 史代
【特別賞】-
【講評】良い被写体を見つけられた。それぞれ形の違ったガラス(?)が黒バックを背景に輝きを放っている。何かがからめば特選になった作品である。
佳作
【命題】想いを馳せる
【住所】彦根市
【氏名】若林 武司
【特別賞】-
【講評】スリムな女性とはるかかなたにあるヨットのシルエットが、何かを物語っているようで全体を包み込む色調もすばらしいが、太陽の光芒がオーバーになったことが惜しまれる。
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