写真 Photograph(第9回(平成25年度)東近江市美術展覧会入賞作品)
2013
- 第9回(平成25年度) 9th
- 東近江市美術展覧会 An art exhibition
- 入賞作品集 A work of selected arts
写真部門 審査員:橋本 健次
<総評>
デジタル時代に入り、今まで以上に、創造性の高い写真が写せるようになったが、テクニックが優先し過ぎると、逆効果になる事もある。入賞作は、それなりのテクニックで表現されているが、やはり自然である。入賞作をよく吟味し、来年につなげていただきたい。
市展賞
【命題】森の王者
【住所】東近江市
【氏名】居原田 順治
【特別賞】滋賀県芸術文化祭奨励賞
【講評】樹は生命そのもので、フォトジェニックである。20世紀の森の住人を回りの木々をアンダーにし、樹肌が浮かび上がるライティングがすばらしい。
特選
【命題】ベトナム砂丘の夕照
【住所】東近江市
【氏名】小梶 富士雄
【特別賞】中日新聞社賞
【講評】衣服からみるとベトナムのアオザイのようである。汐汲の女性が、夕焼けの中、家路へと向かっているようで、シルエットが印象に残った。
特選
【命題】獅子流動
【住所】愛知郡愛荘町
【氏名】鈴村 栄子
【特別賞】産経新聞社賞
【講評】獅子舞はそれぞれの写し方があるが、スローシャッターにより、舞姿の上半身をバランスよく、見事に写し止められた。
特選
【命題】夜行列車
【住所】東近江市
【氏名】小川 武司
【特別賞】滋賀報知新聞社賞
【講評】杜若は、その一番花が咲く時期を見つけることが難しい。水面に、映り込み、回りの風景が暗く沈み、スポット光になった事がよかった。命題は変更すべし。
特選
【命題】冬華
【住所】近江八幡市
【氏名】菅井 明美
【特別賞】報知写真新聞社賞
【講評】まさに冬の華で、ガラスに霜の結晶が付き、偏光板と偏光フィルターで写した作品で、その色と形が二度と写せない魅力ある作品になった。
佳作
【命題】晩秋
【住所】甲賀市
【氏名】上野 絋一
【特別賞】-
【講評】ドラム缶があるので、どこかの漁港のようである。淡雪が残り、枯薄が寂しさを感じさせ、心象的な内容になった。
佳作
【命題】伝統の技
【住所】東近江市
【氏名】安田 実
【特別賞】-
【講評】牛若丸と弁慶、五条大橋のシーンで、使い手の女性の表情、そしてバランス、特に背景が黒くつぶれ、人形がうまく浮かび上がった。
佳作
【命題】まだぁーつかれてきたよ
【住所】東近江市
【氏名】竹林 甚一
【特別賞】-
【講評】何と言っても、かわいらしい。右目にキャッチライトが入り、出番を待つ表情、分厚い靴下をはかされ、今、はやりのピンク色の靴もうまくマッチした。
佳作
【命題】雪の朝
【住所】東近江市
【氏名】布施 繁子
【特別賞】-
【講評】素朴で素直な写真である。田圃の中の地蔵堂やローカル列車、北辺の村のようで、粉雪が舞い、角巻の年老いたおばあさんでも出てきそうな風景である。
佳作
【命題】おっと危ない
【住所】東近江市
【氏名】北川 久美子
【特別賞】-
【講評】もしかして偶然、描かれた白いジープのような車。マントを羽織った女性。おしゃれな赤い靴。何か、違和感のある不思議な写真に仕上がった。
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