政所茶(まんどころちゃ)
「宇治(うじ)は茶所(ちゃどころ)、茶は政所(まんどころ)」と詠(うた)われているように全国に名の知れた有名なお茶の産地(さんち)が永源寺東部(政所地域)にあります。
政所茶は、室町(むろまち)時代、永源寺(えいげんじ)5世管長(5せいかんちょう)の越渓秀格禅師(えっけいしゅうかくぜんじ)が、政所の地質(ちしつ)が茶の栽培(さいばい)に適(てき)していること、また三重県(みえけん)との県境(けんきょう)鈴鹿山脈(すずかさんみゃく)を源流(げんりゅう)とする愛知川(えちがわ)の豊(ゆた)かな水量(すいりょう)によって発生する霧(きり)の作用に薬用効果(やくようこうか)をみだし、村人に薬用として茶の栽培を勧(すす)められたことが始まりとされています。
厳(きび)しい気象条件(きしょうじょうけん)の下で作られ、香(かお)りがよく苦味(にがみ)の中にほのかな甘みがある政所茶は、手摘(てづ)みの上質なお茶として名声を博(はく)しましたが、終戦(しゅうせん)の昭和20年以降は生産量が減少(げんしょう)し、大変希少(きしょう)なお茶となっています。
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