木地師のふるさとアーカイブプロジェクト 資料の分類整理

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ページ番号1003691  更新日 令和7年11月7日

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木地師アーカイブ・プロジェクト資料紹介

アーカイブ・プロジェクト資料紹介表紙
 全国の木地師が製作し、本市で保管理している木地関係資料を再整理し、その貴重な資料を多くの人に知ってもらうことを目的に進めてきた木地師アーカイブ・プロジェクトは、資料の調査・分類整理に一定の成果が見えたことから、令和6年度で一区切りとしました。
 これまでの資料の調査・分類整理の成果を取りまとめた報告書を作成することとし、プロジェクトに携わっていただいたボランティアの皆さんの意見を参考に、分類項目の決定や報告書に掲載する木地製品の写真や図面の選定を行いました。
 ボランティアの皆さんからは、それぞれ思い入れのある木地製品の話が聞くことができ、その思いが反映された報告書に仕上がっています。
 1章では、木地師のふるさと東近江市のこと、また、東近江市と各地の木地師との関係性、ろくろ技術の発展などについて、須藤護先生(龍谷大学名誉教授)に執筆していただきました。
 2章では、本プロジェクトの経緯、報告書を作成するに当たり、ボランティアの皆さんの意見も参考に考え方を取りまとめた分類グループなどを記載しています。
 3章では、東近江市内に収蔵される資料について、その特徴を写真と図面で紹介しています。掲載している写真や図面はボランティアの皆さんによって作成されたものです。それぞれの分類グループの歴史や特徴は須藤先生にまとめていただきました。
 4章では、これまでプロジェクトに関わっていただいたボランティアの皆さんの名前や活動の様子をまとめました。

資料整理のまとめ

 平成30年度から始まったアーカイブ・プロジェクトでは、東近江市が所有する木地師関係資料を分類・ 整理することから始まり、令和5年度からは旧湖東歴史民俗資料館に場所を移し、実際に湖東地区で使用されていた木地製品・漆製品の分類・ 整理も行いました。

 作業の中では、ボランティアの皆さんには、実物資料を手にしながら、各資料の寸法や形状を詳細に記していただき、台帳や図面を作成していただきました。

 また、須藤先生や筒井先生(東近江市参与)から木地師文化にまつわる話を聞いたり、資料が保管されていた蔵の見学などのフィールドワークを行ったりしました。

台帳・製図の例

資料整理のはじまり

 平成30年10月31日から木地師のふるさとアーカイブプロジェクトがスタートしました。

 須藤先生の指導のもと、東近江市で所蔵する木地製品や道具など約1000点について、分類の仕方や大きさの図り方など調査の基本を学びながら、実際に製品や道具に触れて調査を行っていました。

 東近江市の文化、木地製品や木の文化に関心があるボランティアの皆さんに埋蔵文化財センターで作業をしていただいていました。

写真:大量の荒型を調査
大量の荒型を調査。荒型とは、製品になる手前の粗削り状態のもの
写真:巨木を切り出す鋸(のこぎり)を調査
巨木を切り出す鋸(のこぎり)を調査
写真:鋸(のこぎり)について
鋸(のこぎり)について情報共有

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このページに関するお問い合わせ

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