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地元学をはじめよう その1

「心象図法で地元学」

(2006年9月30日(土) あかね文化センター小ホール)
講師:上田洋平

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司会:みなさま方の記憶の中にある地域の様子を絵図にするということは、世界に一つしかない絵図になるということですね。しかも、本日の講演会をスタートに、まずは大塚町で絵図づくりが始まるということで、ワクワクします。とても夢のある作業が始まりますが、絵図はどのような作業を経て完成されていくのでしょうか。本日、ご講演いただく上田先生からじっくりお聞かせいただくことにしましょう。

 ご講演に先立ちまして、上田洋平先生についてご紹介申し上げます。

 上田洋平先生は、1976年に京都でお生まれになり、滋賀県立大学人間文化学部に入学された後、大学院博士課程に進学されました。滋賀県立大学の第一期生でいらっしゃいます。先生が考案された心象絵図法は、地域研究に新しい光を当てるものとして高い評価を受けておられます。現在、滋賀県立大学人間文化学部非常勤講師をされていて、授業を担当されるかたわら、県内各地で地元学を活かした地域再生に奮闘されています。

 それではさっそく「大きな絵図でまちづくり」について、上田洋平先生にご講演いただきましょう。上田先生、よろしくお願いいたします。

■大きな絵図でまちづくり
滋賀県立大学人間文化学部非常勤講師 上田洋平
地域を自分たちの手でよりよいものに

 改めまして、おはようございます。ただいまご紹介いただきました、滋賀県立大学の非常勤講師をさせていただいております上田洋平と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

 先生、先生とおっしゃっていただいているのですが、ご覧になったら分かりますように、たぶん、座っておられるみなさんよりも後に生まれておりますので、先生ちゅうようなもんではないんやないかと。まあ、しょうがないですね、学校の先生は先生だというような。そんなんで、大変緊張しております。むしろ、先生方の前でお話をさせていただかならんと。地域の先生方の前で地域のことをしゃべらならんという、非常に緊張しておりますが、がんばってしゃべらせていただきたいと思います。

 今日は、地域を見直して、地域の魅力を再発見して、そして自分たちの地域を自分たちの手でよりよいものにしていくにはどうしたらいいんだろうということを、みなさんと考えていきたい。私から何かお伝えするということ、なかなかこの歳で難しいですけれども、一緒に考えていく、そういうヒントについてお話をして、共に考えていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 それでは、資料がたくさんありますが、今日、私が使わせていただく資料は、このペラペラとした白いものと私の名前が入っているもの、それからこの何枚か綴じて大きな紙になっておるものですね。こんなものを使いながらお話させていただこうかなと思っております。これにずっと目を通していただく必要はないかと思います。お話を聞いていただければそれでよろしいかと思います。

 一応、大学から来ておりますので、最初の方は退屈なことをちょっと、能書きといいますか、しゃべらせていただいて、その後からだんだんおもしろくなっていくと・・・・・こんなことを最初に言うとハードルが高くなりますけれども、楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いします。

 今日は、みなさんには地域からバスでおいでいただいているということで、一つ、この言葉を覚えていただいて考えていただいたらなと。もうそれだけまず最初に紹介しておきます。今日はいろいろお話をいたしますが、同じことを繰り返し申し述べます。何についてお話をするか。身識(みしき)、この言葉を覚えておいていただきたいと思います。それについてお話をさせていただきたいと思います。これは、一応、私がつくった言葉でございますが、では早速、この身識ということ、それから私が考えました心象図法ということについて、これも聞き慣れない言葉ばかりでしょうけれども、お話をさせていただきたい。

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