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人と自然を考える会
所在地
滋賀県東近江市八日市金屋2丁目6番25号
東近江市立八日市図書館内

TEL:0748-24-1515
FAX:0748-24-1323
 
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地元学をはじめよう その1

「心象図法で地元学」

(2006年9月30日(土) あかね文化センター小ホール)
講師:上田洋平

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司会:上田先生、ご講演ありがとうございました。私たちの経験したことや見たことや聞いたことが、美しい絵になっていくことが感動しました。また、聞き取り調査から絵図作成への過程が、地元の謎解きをするようでとても楽しく思いました。上田先生に大きな拍手をお送りください。ありがとうございました。

 いよいよ、大塚で絵屏風作成に向けて作業が始まります。人と自然を考える会と蒲生野考現倶楽部あたらしや学問所では、地域に夢と感動と潤いを与えてくださるこの作業を進めていただく、絵図作成委員を募集しています。ぜひみなさまもご参加ください。参加していただける方は、受付でご氏名をご記入、お願いします。

 それから、東近江図書館、人と自然を考える会では、今日の講座を第1回として、4回の地元学まちづくり講座を開きます。以後の講座について、八日市図書館のマエサキからご案内させていただきます。お願いします。

マエサキ:本日はたくさんの方にお集まりいただきまして、どうもありがとうございました。ちょっとこの場を借りて、今後の予定などをお知らせさせていただきたいと思っております。

 本日の上田先生のチラシの裏か、あるいはこちらの「地産地消で地域の再生を」というチラシの裏をご覧いただきますと、今回の上田先生の地元学の講座が第1回目で、これが第4回まで続くことが見ていただけると思います。この後、東近江で初めて絵図をつくるために、大塚町という村に入らせていただくんですけれども、その次の企画としまして、永源寺地域でも地元学の講座をしたいと思っております。10月7日に記録映画を一つのきっかけとして、山の可能性を探りたいという講座を考えております。

 そして次の3番目としまして、愛東地域で、こちらの方は東北の方でもう10年も前から地元学を実践されていて、大きな成果をあげられている結城登美雄さんという方がおられまして、この方に来ていただいて、東北での先進事例を教えていただこうと思っております。

 そして4番目として、やはり永源寺地域になるんですけれども、そこを路上観察という方法で、地元をまた見つめ直したいと思っております。この路上観察というのは、永源寺のいくつかの村に実際に入りまして、そこをいつもの自分たちとは違う、宇宙人の目でそこの町、村を見直してみようという、一つの地元学の方法でして。今回、この4つの地元学の方法で、記録映画から入ったり、絵図づくりから入ったり、いろいろな方法で地元を見つめ直したいと思っております。定員が4番目のところ20人となっておりまして、他のところは100名以上の定員になっているんですけれども、ちょっと定員がこちらに書いてなくて申し訳ないです。他のところには人数に余裕がございますので、いろいろな地域で地元学に触れていただければと思います。

 なぜ今回、地元学というものを、図書館、そして人と自然を考える会、蒲生野考現倶楽部さんが注目をしたかということなんですけれども、私、滋賀県の生まれではないんですけれども、20数年前に滋賀県にまいりまして、そこで驚いたことというのは、滋賀県は集落が非常に古い歴史を持っていて、ほとんどの集落が江戸時代以前から村独自の自給自足的な暮らし方というか、いろいろな、先生の言われた身識を組み立てたような村づくりを行なってこられて、それが戦争、太平洋戦争が終わって少しくらいまで、ずっと伝え続けられて村が維持されてきたという歴史があると思うんですね。

 それが、高度経済成長によって大きな転換をして、今、70代、80代の人には備わっている身識というものが、次の50代60代、私は40代ですけれども、そういう世代にうまく伝わってこなかった歴史があるんじゃないかなと、そういうことを思っておりまして、今回、地元学で、そういう70代80代の方々の体の中にある、昔から伝わってきている村のよい部分が、次の世代にうまく伝わればいいなという思いで、4つの事業を組み立てております。また、みなさま、ご高齢の方を中心に、次の世代に伝えていくという意味で、いろいろな事業にもご参加いただければと思っていますし、若い世代もそれを受け取るためにご参加いただければと思っております。

 今日はたくさんの方にご参加いただきまして、どうもありがとうございました。

司会:ぜひ、こちらの方もご参加お願いします。

 みなさま、長時間にわたりまして、熱心に講演をお聞きいただき、ありがとうございました。これで、『大きな絵図でまちづくり』の講演会を終わらせていただきます。気をつけてお帰りくださいませ。ありがとうございました。

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