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地元学をはじめよう その1

「心象図法で地元学」

(2006年9月30日(土) あかね文化センター小ホール)
講師:上田洋平

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心象絵図をやってみると

 ちょっと時間が押してまいりましたが、せっかくなので、今、ビデオをつくってくれたのは、トダユウイチくんといって大学院生なのですが、おさらいでちょっと見ていただきたいなと思います。これで終わりですので。

(ビデオを上映しながら、ときどき説明)

 アンケートを基にして、聞き取りをしていく。

 お話に出て来た現場をまわる。地域の人に教えてもらいながら、まわる。

 で、こういうのができてくると。これがどんな絵をつくるか相談をしているところです。

 これが絵図の下絵を見直しているところです。

 ちょっと早送りします。これは同じように地域で絵解きをやった時。この反応をご覧いただきたいんですけどね。同じような恰好してます。絵を見たら、急に元気になって立ち上がっている。

 ただ絵を見ただけで、こんなにみんな豊かに。それはやはり、自分たちの中にあるものと呼応して出てくるんでしょうね。こういうようなことがあるんだなあと思うんですね。

 これは学校でやったこと。これも、絵を見ていただいていると、どんどん前に集まってきて、わいわい言いながら、「ああ、こうやったな」「ああやったな」という話に花が咲く。そういう状態がある。そういう方法になっているのではないかと、そういうふうに思います。

 これは、子どもたちと絵解きをしているところ。おばあさんたちから、集落はどうだったかということを学校で習っている様子でございます。

 ちょっともう時間が来てしまったので、これも全部は見ていただける時間が。時間過ごしてしまいましたが、とにかく、そういったわけでございまして、地域学といいましても決して難しいものではない。お一人お一人の体験、私流に言いますと、お一人お一人の身識というものの中から組み立てていく、表現できるものではないかと、そういうことを考えております。

 ですから、ぜひともみなさんも難しくお考えにならずに、自分がどういう体験をこの身でしてきたかということを今一度振り返っていただいて、私たち若い世代に伝えていただきたい。その若い世代に伝えていただく時の一つの方法として、みんなで絵図を書いてみましょう。そこから、今まで何があったかということを反省し、どういう苦労があって今があるのかということを知った上で、そこから未来を考えていく。先ほど申しました、守るか壊すかだけじゃなかった生活がしっかりあった。それを見直した上で、そこに基づいてもう一歩高いところに持っていく。そういうものであると考えております。

 時間を過ごしてしまいました。分かりにくい話でございましたと思いますが、一応、これで。

 あ、そうそう、ここなんか、「俺、ここ聞いた」「俺、ここ聞いた」と。子どもたちがお年寄りから聞いて、「俺、ここ聞いたんや」ということを得意になってしゃべっている。家に帰る途中に同じ場所があったら、「ここ俺知ってる」と言うかもしれない。まあ、そういうことができるんじゃないかと思っております。

 以上で、つたない話でしたが、私の話を終わらせていただきたいと思います。これにて一件落着というか、一件落着したかどうか分かりませんが、長い間、ご清聴ありがとうございました。

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