日本画(第17回(令和3年度)東近江市美術展覧会入賞作品)

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ページ番号1003220  更新日 令和7年1月6日

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日本画部門 審査員:福田 季生

<総評>

日々の生活の中、対象と丁寧に向き合い、誠実に描かれている作品が多く、とても豊かな時間を感じさせてくれる作品群でした。
日本画材や墨の良さを生かした良作が多数有り、賞の決定に難航しましたが、丁寧に拝見し、決定させていただきました。

市展賞

写真:作品1

【命題】萌芽
【氏名】塚本 純香
【特別賞】東近江市教育委員会教育長賞
【講評】柔らかな光が降り注ぐ中、切株から新芽が伸びあがる姿が丁寧な筆致で描かれている。周りに咲くたんぽぽが春の訪れを感じさせてくれる優作。切株の描き込みの迫力と柔らかい色彩のバランスが非常に良い。

特選

写真:作品2

【命題】栄華のあと
【氏名】日永 清重
【特別賞】中日新聞社賞
【講評】椿の花が地に落ち、地面の葉や砂つぶまでも克明に描かれており、ドラマチックな演出で絵の中に引き込まれた。構図や色彩の効果がしっかりと練られた良作。

特選

写真:作品3

【命題】春日和
【氏名】山田 政一
【特別賞】東近江スマイルネット賞
【講評】日常の中の何気ない春の喜びが描かれた作品。花が咲き、蝶がその周りを飛ぶ様子は、対象をしっかりと観察し、描かれた事が伝わっている。

佳作

写真:作品4

【命題】そよぐ
【氏名】丸岡 悠子
【講評】風にそよぐ草木を田畑と遠景の山々の様子がさわやかに描かれている。山々、田畑の青と、手前の穂のほのかなこがね色が響き合い、美しい。

佳作

写真:作品5

【命題】「「望郷」廃村から55年の茨川を訪ねて」
【氏名】岸山 平
【講評】水墨の効果が生きた力強い画作でありながら、「望郷」のタイトル通り作者の視線はとても優しく廃村に注がれている。墨色の持つ豊かな広がりを感じさせてくれる良作。

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