写真(第17回(令和3年度)東近江市美術展覧会入賞作品)

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ページ番号1003225  更新日 令和7年1月6日

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写真部門 審査員:小幡 豊

<総評>

全作品、素晴らしいと思いました。市展賞、特選は甲乙つけがたい、近江愛とでも言いましょうか。これは作品を作る上でとても大切な心がけです。写真表現は見慣れた作品の混濁があります。撮影者が世界と空間を見つめ何かを発見した様に感動した。ここから作品作りが始まります。 撮影者の感動と被写体の心根の発見は写真の世界で共有されると思います。一枚の作品から会話も弾みます。写真の力です。今回「うまい」という言葉で評価を示してみました。旨い、上手い、巧い、美味い、甘い、沢山の言葉での表現があります。

市展賞

写真:作品1

【命題】黄昏に渡る
【氏名】河岸 薫
【特別賞】東近江市議会議長賞
【講評】ふるさとへの愛が溢れ見事に一枚に仕上げた技量は特筆されます。美しい自然現象に出会う機会を引き寄せるのでしょうか、日々の写真への愛も感じました。画面構成から色彩に至るまで作品の作り方が丁寧です。感動の一枚です。美味い作品です。

特選

写真:作品2

【命題】僕は退屈なんだ
【氏名】杉谷 眞人
【特別賞】NHK大津放送局賞
【講評】一枚の作品からこれほどの感情が伝わってくる。写真の力ですね。主役であろう二人のお子達とっても素敵ですね、この年齢の心の中の揺らぎを見事に捉えました。画面構成からモノクロに仕上げた意図もレベルが高いです。心の色彩でしょうか。旨い作品です。

特選

写真:作品3

【命題】薄化粧
【氏名】青木 宏樹
【特別賞】毎日新聞社賞
【講評】眼差しの視線、この先に何を見たのでしょうか、「薄化粧」までの心の準備と祭りを前にした少年でしょうか?覚悟のようなものをしっかり捉えた作品です。上手い作品です。

特選

写真:作品4

【命題】こすもす
【氏名】山口 銀治
【特別賞】報知写真新聞社賞
【講評】コスモスの生命力が撮影の技術を通して美しく力強く表現されたと思います。ストロボでしょうか?一発放つテクニックは流石ですね。巧いですね。

特選

写真:作品5

【命題】蔓延る
【氏名】図師 善吉
【特別賞】FMひがしおうみ賞
【講評】最先端の文明の鉄の塊も絡め取られる現実は、さて作者は何を感じたのでしょうか。憧れの対象ステータスシンボルの高級車、一枚の写真で捉える被写体に複雑な感情が蔓延った、役割を終えたにしては悲しすぎます。上手い作品です。

佳作

写真:作品6

【命題】遊泳
【氏名】鈴村 栄子
【講評】不思議な空間を作り上げた意図と感性は見事です。2枚一組で有ることが抽象と具象を楽しくさせていただきました。上手いです。

佳作

写真:作品7

【命題】赤の世界
【氏名】中村 義宣
【講評】美しい故郷の風景です。時間も場所も知り尽くした無駄のない作品です。上手いです。

佳作

写真:作品8

【命題】仕掛人登場
【氏名】松井 洋
【講評】光の五線譜という言葉があります。小さな命蜘蛛の捕食の仕掛けですが錦を織るのでしょうかね。自然の不思議さと魅力を美しく仕上げています。巧いです。

佳作

写真:作品9

【命題】想い出ワルツ
【氏名】合原 定利
【講評】アオサギでしょうか。思い出のワルツと命名された作者の撮影技術はお上手です。このような出会いを一枚に仕上げる撮影者の心根が写真愛につながります。上手いです。

佳作

写真:作品10

【命題】祭り最高潮
【氏名】高村 利和
【講評】祭り好きには耐えられない瞬間です。空間の捉え方、もう少し引きでフレーミングし周辺部の処理を付け加えると勢いが増します。上手いです。

佳作

写真:作品11

【命題】ぼくも駅長さんになるん!!
【氏名】池 芳江
【講評】「僕も駅長さんになるん!!」とっても素直で温かい作品です。画面の構成では車両や駅長さんであろう男性をフレーム内に収めて欲しかったのですが、撮影者と被写体の声、心根が伝わってきました。美味い。

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