書 Calligraphy(第15回(令和元年度)東近江市美術展覧会入賞作品)

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ページ番号1003238  更新日 令和7年1月6日

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2019

  • 第15回(令和元年度) 15th
  • 東近江市美術展覧会 An art exhibition
  • 入賞作品集 A work of selected arts

書部門 審査員:藤居 孝弘

<総評>

高校生を中心に出品数がぐんと増え、若さあふれるエネルギーと、ベテランの方の技術と気迫、若い方に負けない情熱を愜じさせる“熱い”展覧会となったことをうれしく思います。今後のさらなるご研鑽をお祈りします。

市展賞

写真:市展賞受賞作品 桂林

【命題】桂林
【氏名】山田 汀香
【特別賞】東近江市教育委員会教育長賞
【講評】余白の美しい秀逸の行草書作品です。運筆の緩急、筆の抑揚、墨の潤渇などの変化がリズムよく展開され、格調高い響きを感じさせます。

特選

写真:特選作品 令和

【命題】令和
【氏名】山本 渓翠
【特別賞】中日新聞社賞
【講評】大字の「令和」の豪放さと、小書きの繊細さがほどよく調和しています。「和」の左側部分に、黒の疎密の変化などがあればさらによかったかと思います。

特選

写真:特選作品 漢詩句

【命題】漢詩句
【氏名】長束 典子
【特別賞】滋賀報知新聞社賞
【講評】隷書の筆法を自分のものとし、自己表現にまで高める中で生まれた、躍動感あふれる現代的な隷書作品です。

特選

写真:特選作品 鷹

【命題】鷹
【氏名】北川 知栄子
【特別賞】FMひがしおうみ賞
【講評】紙からはみ出るほどの、おおらかな鷹の動きに目を奪われます。漢字の造形で、へんとつくりの関係などにも「鷹揚」さが加わると、魅力が増すと思います。

佳作

【命題】焼筍
【氏名】武村 文美子
【講評】単体の行草書を三字ずつ配置する難しい構成ですが、熟練された線質で格調高い作品に仕上げています。

【命題】真景累ヶ淵
【氏名】畠山 知子
【講評】ロウ書きの手法を巧みに駆使し、色の使い方にも工夫を重ねて魅力ある作品となっています。実に調子よく書き進み、変化に富んでいます。

【命題】塞下曲(李白)
【氏名】富田 二六
【講評】きびきびとした線質で書かれ、行の流れの美しい響きのある作品です。1行目の動きが少し硬かったかなと感じました。

【命題】摹小林斗盦
【氏名】大西 優実
【講評】この展覧会ではめずらしい篆刻の作品です。先人の妙境に近づこうと熱心に勉強されている高校生の姿に胸を打たれます。

高校生奨励賞

【命題】木簡
【氏名】中井 綾香
【講評】木簡の特徴をよくつかみ、体を大きく使って大胆に書いているところがすばらしいです。若い息吹を感じます。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会生涯学習課
〒527-8527 東近江市八日市緑町10番5号(東庁舎)
IP電話:050-5801-5672 電話:0748-24-5672
ファクス:0748-24-1375
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