ガリ版(ばん)ってなに?
授業(じゅぎょう)で使うプリントやクラスの文集(ぶんしゅう)など、紙にかいたものを何枚(なんまい)もつくるのに、いまはコピー機(き)やプリンターなどがありますが、いまから120年いじょう昔にはありませんでした。
そこで、蒲生岡本町(がもうおかもとちょう)に住(す)んでいた堀井新治郎(ほりいしんじろう)と息子(むすこ)の耕造(こうぞう)は、かんたんにコピーがつくれる謄写版(とうしゃばん)という印刷機(いんさつき)を発明(はつめい)しました。
ガリ版では、鉛筆(えんぴつ)の代(か)わりに鉄筆(てっぴつ)をつかい、紙の代(か)わりにろう原紙(げんし)をつかいます。ろう原紙をヤスリの上(うえ)に乗(の)せて、鉄筆で字(じ)や絵(え)をかくときに、ガリガリと音(おと)がするので、この印刷機をガリ版というようになりました。
最近(さいきん)では、このガリ版はほとんど見かけなくなりましたが、途上国(とじょうこく)では、電気(でんき)のいらないエコな印刷機として利用(りよう)されています。
また、芸術(げいじゅつ)の好(す)きな人たちの中には、いまでもガリ版をつかって、絵や年賀状(ねんがじょう)などの作品(さくひん)をつくっている人たちがたくさんいます。




ガリ版伝承館
- 場所(ばしょ)
- 東近江市蒲生岡本町(がもうおかもとちょう)663
- IP電話
- 050-5802-2530(土曜日・日曜日のみ)
- 電話(でんわ)
- (近江商人博物館)0748-48-7101 IP電話:0505-802-3134
- 開いている日
- 土曜日・日曜日の午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
(ただし年末年始は休館です)
このページに関するお問い合わせ
文化スポーツ部博物館構想推進課
〒527-0023 八日市緑町27(旧東近江農業管理センター)
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