ガリ版(ばん)ってなに?

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ページ番号1006879  更新日 令和7年1月6日

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授業(じゅぎょう)で使うプリントやクラスの文集(ぶんしゅう)など、紙にかいたものを何枚(なんまい)もつくるのに、いまはコピー機(き)やプリンターなどがありますが、いまから120年いじょう昔にはありませんでした。

そこで、蒲生岡本町(がもうおかもとちょう)に住(す)んでいた堀井新治郎(ほりいしんじろう)と息子(むすこ)の耕造(こうぞう)は、かんたんにコピーがつくれる謄写版(とうしゃばん)という印刷機(いんさつき)を発明(はつめい)しました。

ガリ版では、鉛筆(えんぴつ)の代(か)わりに鉄筆(てっぴつ)をつかい、紙の代(か)わりにろう原紙(げんし)をつかいます。ろう原紙をヤスリの上(うえ)に乗(の)せて、鉄筆で字(じ)や絵(え)をかくときに、ガリガリと音(おと)がするので、この印刷機をガリ版というようになりました。

最近(さいきん)では、このガリ版はほとんど見かけなくなりましたが、途上国(とじょうこく)では、電気(でんき)のいらないエコな印刷機として利用(りよう)されています。

また、芸術(げいじゅつ)の好(す)きな人たちの中には、いまでもガリ版をつかって、絵や年賀状(ねんがじょう)などの作品(さくひん)をつくっている人たちがたくさんいます。

写真:ガリ版伝承館
ガリ版伝承館
写真:ガリ版の道具(どうぐ)
ガリ版の道具(どうぐ)
写真:堀井新治郎
堀井新治郎
写真:堀井耕造(2代目堀井新治郎)
堀井耕造(2代目堀井新治郎)

ガリ版伝承館

場所(ばしょ)
東近江市蒲生岡本町(がもうおかもとちょう)663
IP電話
050-5802-2530(土曜日・日曜日のみ)
電話(でんわ)
(近江商人博物館)0748-48-7101 IP電話:0505-802-3134
開いている日
土曜日・日曜日の午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
(ただし年末年始は休館です)

このページに関するお問い合わせ

文化スポーツ部博物館構想推進課
〒527-0023 八日市緑町27(旧東近江農業管理センター)
IP電話:050-5801-0525 電話:0748-24-5574
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